USTUMI HTS60/30
セニングに求められる切れ味にヌケがいいというのがあります。
特に美容師さんに多いリクエストです。
そのためにいろいろなセニングがあります。
よいかどうかは、切ってみないとわかりませんが、どんなものがあるのでしょうか?
USTUMI HTS60/30を研ぎました
ハサミDATA
セニングシザーズ。
6インチ。
棒刃はのこぎりみたいな刃(後述)。
くし刃は30目。
ネジはほんのちょっと出ています。
ハンドルはオフセット、立体的です。
はさみ職人's EYE
このセニングの刃は特徴的です。
棒刃をよくみると、へこんでいる溝があります。
閉じたとき、この凹んでいる溝にくし刃のくしとくしの間の部分が重なります。
この凹んでいる部分は、刃がついていないので、ヌケがいいという理論で作られたんではないでしょうか。
さらにくし刃の刃が鋭くついています。
これでよりいい切れ味がでるということだと思います。
ハサミとは、難しいものです。
というのも、見た感じがよかったり、理論的によかったり、いい材料が使われていたりしていても、実際に手に取り、切ってみて初めていいハサミかどうかわかるものです。
このハサミは、もう少し硬い鋼でつくればもっといいのにと感じました。
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