TOKIO VH-70
「TOKIO」というブランドのハサミです。
トリマーさんのハサミです。
指をさしたところに、刃づち(とがったハンマー)でついた傷があります。
これの意味を考えてみたいと思います。
今回は、ユーチューブの動画です。
TOKIO VH-70を研ぎました
ハサミDATA
【刃】
直刃。ハマグリ刃。
【ネジ】
ブルーの埋め込みタイプ。
【ハンドル】
オフセット。シンプルです。
はさみ職人's EYE
動画開始0:17のところで指をさしています。
ここに刃づち(とがったハンマー)の傷がありました。
これを叩き傷・・なんて呼んだりします。
ソリに問題があるときなど、修理の工程で行うことがあります。
ただ、新品で購入後、普通に切れていて、ある程度使って、切れなくなった・・・とき。
この時に研ぎにだして、この傷をつけられてしまうことがあります。
これは、ハサミを壊すということがあります。
今までの“調子”を狂わせてします・・・ことになります。
逆に切れなくなったり、すぐ切れなくなるということが多々あります。
恐らく、良かれと思ってやったことだと思うので、あまりきつくも言えませんが、どうかと思います。
さて、
今回のハサミですが、
傷がついています。
しかし、この傷をつけてソリを強くさせるという技術が未熟だったようで、ただ単に傷をつけられただけでした。
ハサミとしての機能は、傷つけられなかったが、外見は傷つけられた・・・・
運が良かったような、悪かったような・・・です。
ちなみにこういう研ぎをされる方は、トリミングサロン向けに仕事をされている方が多いようです。
よくそういう話をききます。
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