S.Line ERAD6548
キラキラネジのセニングを研ぎました。
キラキラのネジってどうよ?
S.Line ERAD6548を研ぎました
ハサミDATA
- 刃
- 櫛刃:48目 棒刃:段刃 直刃
- ネジ
- 出っ張りタイプ
- ハンドル
- ラクダのメガネ
はさみ職人's EYE
キャ~。
ゴールドのはさみ、かわいい~。
って言ってしまう女子の感覚がわからない男子は多いです。
私もその一人です。笑。
(ただ、そういうものなんだとは理解してます。ちなみにいろんなはさみを見てもらったとき、女性は色に反応する方が多いです。男性は形とか、彫刻とかです)
今回は金色のセニング、お財布ならお金が貯まりそうです。笑。
6.5インチで、少し大きめなので多くの毛を掴むことができます。
その分仕事が早くできるのがいい点ですね。
(逆に刃先に力が伝わりにくいので、切れなくなるのが早くなるという声もあります)
ネジもキラキラが入っています。
開いて拡大してみると、ネジの右側の下の刃のところ・・・銀色です。
これは地金というか、刃が見えている状態です。
銀色の刃物というか、銀ベースのハサミに、金色コーティングしているんですね。
なので刃の先端は銀です。
(長く使うと、金が銀色に近づいていくものですが、そういうものとして許してあげてください)
横から見た感じです。指穴が少しヒネリが入っています。(わかるかな?)
こうすることで若干持ちやすいです。
(もしかしたら、持ちやすい気がするだけかもしれないけど。)
ひねられている分、押切のクセが出やすいので注意してください。
セニングの場合、すぐ切れなくなったり、刃と刃がケンカして閉じなくなったりしがちです。
これは裏からですね。
ちなみにこのハサミの鋼は柔らかめでした。
柔らかいとすぐ刃がつくので、研ぎやすいですね。
(別の表現だと、「すぐ削れるので早く研げます」です)
研ぎやすいですが、長いセニングだとそれなりに上手に研がないと切れるようにならないです。
(「新品から切れない」と言うセニング、長いのが多いでしょ。これは造りも関係あるんですが、最後の刃付け職人がイマイチだからです。)
この切れ味は私は好きです。
ただ、摩耗はしやすいです。切れなくなるのが早いということです。
押切しやすいハンドルというのもあって、無理をすると変な癖がついて、手とか肩とか痛くなる人がいるので、早め早めに研ぎを出した方がいいですね。
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