OHY HI.Z 5.5
OHY HI.Z 5.5を研ぎました
ハサミDATA
- 刃
- 剣刃 柳刃
- ネジ
- 出っ張りタイプ
- ハンドル
- シンプルなオフセット
はさみ職人's EYE
表から。
裏から。こちらも剣刃です。
表も裏も両方とも剣刃を両剣(リョウケン)と呼んだりします。
剣刃剣刃・・・と言っていると、
剣刃っていいの?という質問がきますね。
剣刃いいですよ!ついでにハマグリ刃も、段刃もいいです。
という差です。笑。
一般的に、
ハマグリ刃だと刃が鋭いから良く切れるとか。
剣刃だと刃が鋭いから、力が強いとか。
段刃だと刃が鋭いから、使いやすいとか。
いろいろと聞きますが、たぶん、みんな正解です。
だぶん、刃付け(研ぎ)の技術力で左右されます。
僕の意見としては、みんな同じだと思っています。
オオタ!
お前は何もわかっていない!
それは違うぞ!
そういうことを言ったらダメだ!訂正しろ!
って言う人、いますけど・・・
その高圧的な態度、パワハラですから・・・やめてくれ~!
ちなみに僕は高圧的な態度の方とは、はっきりと距離を置くようにしています。
傲慢なクレームみたいに
怒られることもありますが、
勇気を出して、関わらないようにしています。
僕はいいお客さんに囲まれて仕事をしたいと思っています。
なので、変なひとはお断りしています。笑。
さて、
剣刃の話です。
剣刃は刃付けの過程で、鈍角になりやすいです。
実際、鈍刃になっている剣刃のハサミの割合は多いです。
鈍角だとサクサク切れないで、押しつぶすような感じになるので、切った感じは重いです。
この重い切れ味が、しっかりと切れるような感覚に感じるかもしれませんね。
ですが、
ハサミの難しいところですが、
刃は鋭い方が良く切れるんですが、例外もあります。
このハサミなんかは、例外です。
僕としては、ちょっと鈍角な方がいい感じで切れて、好きです。
じゃあ。
その鈍角って、何度なんだ~?
って疑問思うマニアな同業者がいると思います。
その鈍角というのは、
ベースは鋭角で、毛に対して垂直に力が伝わるイメージで、切れ刃の先端だけ鈍刃です。
60度から70度くらいかなあ・・・結構な鈍角ですが、これはすごく繊細なレベルでの鈍角な刃をつけるといいです。
って書くと
何となくわかる。
けど、
それはどうやって、刃を付けるんだ?
機械をつかうのか?
砥石なのか?
別の何かなのか?
そのときの粒度は?
力加減は?
みたいなことになりますが、試し切りをして一番いい感じになればOKです。
って書くと、
それはわかるけど、、、
試し切りしてって、メンドクサイ、、、
というか、切ってみてもよくわからない・・・
と言う人がいるかもしれませんね。
研ぐことも修行ですが、
微妙な違いがわかるようになるのも修行です。
どうせやるなら、楽しんでいきましょう!
ということで・・・今日は同業者向けのお話でした!
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