mega blade jaguar kikuboshi 7インチオフセット
このハサミには -180 と彫刻されています。
今回この意味についてコメントしようかと思ったら、以前コメントしていました。
こちらMegablade。
ちなみに簡単に言うと、鋼の話です。
鋼を作るときは、
鉄を温めてます。(と言っても熱すぎて近づけないくらい)
そして、冷やします(と言っても、-180℃)
で。その-180のことでした。
この鋼を作るときによく出てくる「ゼブゼロ」という言葉が出てきます。
mega blade jaguar kikuboshi 7インチオフセットを研ぎました
ハサミDATA
- 刃
- 段刃。柳刃。
- ネジ
- 出っ張りタイプ。カチカチします。
ヘンケルのハサミと同じネジです。 - ハンドル
- オフセット
はさみ職人's EYE
サブゼロについて
昔、鋼をつくるのは鍛冶屋さんの仕事です。
まず、鉄を火で熱くします。
すると赤くなります。
それをハンマーで「カッコン、カッコン」と打ちます。
(ちなみにハサミの場合、最新の機械で金属工場でやります)
すると硬くていい鋼が出来上がります。
そのままに放置しておくと、鋼のなかでも柔らかい部分と硬い部分ができ斑(マダラ)になります。
一気に冷やすと、そのままいい感じの状態で固まります。
この「一気に冷やす」ときの温度が0℃以下とき、サブゼロ処理といいます。
それを液体窒素なんか使って冷やすそうです。
この話になると、思い出すのが氷です。
家庭の冷蔵庫で作る氷は外が透明で中が白いです。
お店で売っている「ロックアイス」はトロッとした感じの透明です。
同じ「水」という材料でも、できてくる氷は違います。
ハンバーガーやさんの氷も柔らかくて、真ん中が空洞で特徴的ですね。
鋼の場合も、ぱっと見て同じような色をしていますが、中身は結構違います。
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