KIKUI60 ②
鋼には、もろいものとねばるものがあります。
今回は、ねばるものです。
KIKUI60 ②を研ぎました
ハサミDATA
6インチのシザー
刃はハマグリ刃の柳刃。
ネジは特殊なちょっとでっぱりのマイナスネジ
ハンドルはシンプルなメガネ。
はさみ職人's EYE
このハサミの鋼材は、ステライト。
(ちなみに、刃にはcobaltと書いてあります)
このステライトのハサミの刃の特徴は、「粘る」です。
その反対は、「もろい」です。
感覚として、例えば、もろいのは、冷凍のチョコレートです!
その反対の粘りがあるのは、夏のチョコレートです!
これをうまいこと、ハサミの刃にイメージしてもらえればいいのですが、、、
冷凍チョコの場合、硬いのでよく切れます。
しかし、はさみの開閉は刃と刃があたるので、お互いすぐに擦れてしまします。
刃のとがっているところなんか、薄いのでもろく、刃こぼれしやすいです。
逆に
夏のチョコの場合は、柔らかいのでよく切れません。
しかし、ハサミの開閉のときは、お互いの刃を、なんとなく擦れるのですが、全力で当たりません
うまいこと交わします。だからあまり擦り減りません。
わかりにくいですね(笑)
そのうち、ほかの切り口で説明できるかもしれません。。。
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