JOEWELL 5インチ
5インチメガネといえばヴィダルサスーン。
画像はAmazonから。
シャンプーとか、コンディショナーのブランドと思っている様では、まだまだシロウトですね。笑。
パッケージの左下に白いハサミがありますね。
6インチくらいのラクダのオフセットですね。バランスが良さそうで・・・好きです。
とはいえ、「サスーンにこのハサミは無いやろ~。サスーンなら5インチメガネやろ~。」とツッコミを入れましょう。
ということで、今回はサスーンについてです。
JOEWELL 5インチを研ぎました
ハサミDATA
- 刃
- はまぐり刃 太めの直刃に近い柳刃
- ネジ
- 埋め込みタイプ
- ハンドル
- シンプルなメガネ
はさみ職人's EYE
いわゆる・・・小さいハサミですね。
開くとこんな感じ。刃元は切ろうと思っても切れないから、ハサミ重視で使うハサミですね。
さて、このはさみにヴィダルサスーンって書いてあります。
このサスーンって?という話です。
このサスーン(略してさんちゃん。ちょっと強引か・・)は、美容師さんです。
さんちゃんは、こんなきれいな女性ではないです。
イギリス人の男です。
白黒です。
「イギリス時代、ドイツのヒットラーが攻めてきて、空爆を受けたんだよ。
そんなときでも、女性はパーマを巻きに来ていたんだ。
僕なんか、サイレンが鳴ったら、防空壕に逃げたよ。
お客さんは放置。
女性たちはそのままロッド巻いたまま・・・命がけのパーマだね。
女性はすごいよ!」
って書いてありました。
極々前半に書いてありました。後半は読んでません。笑。
で・・・
さんちゃんは、
われわれ日本にも来てカット講習をしたそうです。
昭和の時ね。バブルのもっと前・・・1970年とかかな・・・
武道館やったカット講習を見に行ったことがあるというベテラン美容師から話を聞いたことがあります。
その時の会話です。
オオタ:武道館って大きいですよね。
美容師:大きいよね。遠くからな人間が米粒で、当時モニタもないし・・・
オオタ:どんなカットしているわかるんですか。
美容師:わからない。
美容師・オオタ:(笑)
美容師:でも、ハサミを使っていたというのはわかった。
それにことあることに「小さいハサミ」「小さいハサミ」とマイクで言っていたなあ。
5インチよりも小さいハサミで、4とか、4.5インチ・・・3.5インチとかもあったのかも。
オオタ:会場を出ると。
美容師:出たところでハサミの即売会だね。俺買ったよ。2つも。笑。
オオタ:すごい!
美容師:金があったんだね。
流行りだったし。
昔は、カミソリでカットしていたの。英語だとレザーカット。
それが鋏を使うようになって、カット料金が爆上がり!
どんどん上がってきて、当時のオーナーとかぼろ儲けしたんじゃないかな・・・
今もそうなってくれるといいんだけどね・・・
(つづく)
ということで・・・
さんちゃん(ヴィダルサスーン)は、
日本にカット講習をしに来た有名な美容師さんでした。
このカット技法がブラントカットというやつで・・・いまの日本のカット技術の基本になっているんですかね。
僕も
さんちゃんのおかげで、ハサミ屋ができているんでしょうね。
さんちゃん有難う!
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