研ぎ実績

ハイネッタ 35目セニング

自分でハサミをバラしたら、切れなくなってしまったということで、研がさせて頂きました。

意外と多いケースです。

 

バラす前の状態を見ていないので、わかりませんが、バラす前も切れなかったんではないかと思わるくらいの状態でした。

通常このハサミは、動刃と静刃の間に樹脂製パッキンが入っています。

しかし、これは似た別のものが入っていました。

もしかしたら、バラしたときになくしてしまった・・・・・?

 

バラして掃除をしたりすることは、とてもいいことだと思います。

しかし、部品をなくしてしまうと、本来のハサミの力が半減してしまうものです。

 

チェックのため、組み立ててみました。

全く切れませんでした。

恐らく枝毛製造機を超えて、毛を引きちぎっていたと思われます。

かなり使い込まれていました。
このレベルまで使うのは、珍しいです。

研ぎの方ですが、通常レベルを超える刃こぼれが多かったです。
そのため通常より多く削りました。

その甲斐あってか、以前と比べると、かなりいい切れ味に仕上がりました。

ハイネッタ 35目セニングを研ぎました

ハサミDATA

ハマグリ刃の正刃。
6インチ。
35目のV溝タイプ。
柳刃。
ネジ
カチカチと音のでるでっぱりネジ。
ハンドル
シンプルなオフセット

はさみ職人's EYE

本来の部品があれば、更に切れるようになり、更によい切れ味が持続するのに・・・
とても残念です。

このセニングの切れ味は、独特です。
サクッという感じではなく、ザクッという感じです。

刃と刃が当たる感じが強いセニングです。
本来であれば、パワーもあります。

ネジを緩めて使いたくなるハサミですが、きつく締めて使うといいです。

どのくらいかというと、
きつすぎて開閉が出来なりそうなくらい・・・の手前までです。

コメント

コメントを投稿する

メールアドレスは公開されません。*は必須項目です。