GIAX-7
裏側に「COBALT ALLOY STEEL」とあります。
これってどういう意味でしょうか?
その説明をさせていただきます。
GIAX-7を研ぎました
ハサミDATA
7インチのオフセット
ハマグリ刃。
マイナスネジ
裏側からマイナスネジで開け閉めをするタイプです。
ハンドルは、オフセット。柄が少し長めです。
良い感じできれました。好なはさみです。
はさみ職人's EYE
じゃじゃーん。
COBALT ALLOY STEEL 。 これどんな意味なんでしょうか?
日本語にすると、コバルト合金。
以前にハサミ屋さんの内田さん(仮名)が「このハサミは、コバルトだから、よく切れます。」とおっしゃっていらっしゃいます。
それって、、、、、
省略し過ぎですよ!
もしかしたら、知識不足なのかもしれませんが。
そもそも、コバルトというのは金属のひとつです。
このコバルトを鋼の材料に混ぜると・・・
パンをつくるときに塩を入れるようなものです。
コバルトのいい隠し味がでるのです。
この隠し味は、コバルト鋼の場合は粘りとか耐摩耗性がいい、、、です。
どのくらいいいかというと、表現できません。
「あまり変わらない」という人もいるだろうし、「ぜんぜん違う」という人もいると思います。
日本製のハサミのほとんどは、コバルトが入っています。
中国製はハサミには恐らく入っていないです。
なぜか?といえば、コバルト入りのハサミ材料は高価だからです。
ということで、
先ほどの内田さん(仮名)の営業トークを正確にすると、
「このハサミは、コバルト(が入っている合金)だから、(まあ、ほとんどのハサミにはコバルト入りなので、作りとか、他の要素もチェックしたいところで、私の営業生命を賭けてチェックしてみたところ、とは言っても、私は営業だしハサミは持ったことがあるけど、あまり切ったことがありませんから。だからって信じるかどうかは、アナタが決めてほしいものです。営業成績ということも考えてここは、1丁買って頂きたいので、、)よく切れます。(と社長に言ってこいよって言われました。)」
ということになります。
大人の世界は大変なんです(笑)
もし、心とお財布にゆとりがある方は、内田さん(仮名)から買ってあげてください(笑)
買ったあと「オオタさん、新品なのに切れない。」って私にクレームは言わないください。
買うときは、できたら試しきりとか、返品対応など聞いておくといいですね。
それが無理だったら、内田さん(仮名)に寄付のつもりで買ってあげてくださいね (^^)
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