FUJI SKF60-30
FUJI SKF60-30を研ぎました
ハサミDATA
- 刃
- 櫛刃:29目
棒刃:ハマグリ刃 直刃 - ネジ
- 出っ張りタイプ
- ハンドル
- シンプルなオフセット
左のハサミです。
はさみ職人's EYE
カット率ダウンできるか?って話です。
セニングで、
「カット率が高くて使えないから、引出しに入れてある・・・」
なんて話は、よく聞きます。
引出シリーズで(笑)
「新品のときから、よく切れないから」とか
「研ぎに出したら、ダメになった」とか
そんな話もあります。
(基本的に研いで解決することも多いですが、その話はまたの機会に)
カット率をダウンさせることは、
できます!
例えば、
カット率30%のものを10%にすることができます。
さらに、5%にすることもできます。
さらに、0%にすることもできると思います(やったことないけど)
で、
ポイントは、
・カット率の感覚を共有しにくい
というのがあります。
説明すると、
自分はカット率30%だと思う。
先輩に言わせるとそれは35%だ!と言われた。
オオタさん、何%だと思う?→25%だと思う。
こんなケースです。
そこに答えはないです。
なので、カット率ダウンをさせるときは、ご自分の感覚でリクエストするといいです。
例えばこんな感じ。
「このセニングのカット率は30%くらいだと考えてます。
これを半分の15%くらいになればいいと思います。
よろしくね!チュッ」
です。
(チュッは余計でした。)
とはいっても、
実際の問題として、
・ある程度やってみないとわからない。
と言うのがあります。
そして、
・一度下げたら、戻すことが難しい。
というのもあります。
恐らく、、、ですが、
美容室で、
「15cmバツっと切ってください。前髪も短く・・・」
なんていうリクエストがあっても、その通り切らないんじゃないですかね。
まずは10㎝くらい切って、確認してから、、、
前髪なんて、慎重に、、、じゃないでしょうか。
セニングも、いきなりやり過ぎると元に戻せません。
なので、だいたいのところで、後で微調整ができる余地を残しておきます。
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