BPC 17目Rメガネ
今回は、珍しいセニングです。
R刃のセニングですが、どういうものなのでしょうか?
BPC 17目Rメガネを研ぎました
ハサミDATA
メガネのセニング
サイズは6インチ
刃は17目のフラットでちょっとツノのあるタイプ。
棒刃は直刃です。
櫛刃側に反ったR刃です。
ネジは出っ張りタイプ。
ハンドルはメガネ。穴がいくつかあります。
はさみ職人's EYE
このセニングの最大の特徴は、R刃(アールバ)です。
横から見るとわかりやすいかと思います。
スライドカット用に笹刃タイプのR刃をお持ちの方もいらっしゃると思います。
ストレートのさらさらヘアーの頭に、上から下にスライドさせるカットなどには便利だと聞きます。
このセニングの場合、どういった使い方が便利なのでしょうか。
スライドさせても・・・セニングだし、、、R刃のため精度が悪いし・・・
見た目は、新鮮でいいですね。
気をつけておきたいのは、こういったR刃のハサミは(カットシザーも、セニングも)無理に反らさせているので、精度はまっすぐと比べて良くないです。
まっすぐのものは、かなり精度が高いです。
日本メーカーの理美容ハサミは、欧米人から見れば、クレイジーといえるくらいの世界です。
日本人から見てもクレイジーです。
私も自分で研ぎながら、そう思うこともあるくらい超神経質な世界です。
さて、
この曲がったRは、まっすぐと比べると、アバウトです。
植木用のハサミも同じようなものがありますが、これも精度を出しづらいのでまっすぐと比べると、いまいちと感じるかもしれませんね。
もし、よく切れるセニングを求めるのであれば、まっすぐなものがお勧めです。
こういったRの特殊タイプは、今までのものに飽きてしまった・・・といかた。
もしかしたら、使えないかもしれないけど、それでも、新しい世界を覗いてみたいという方におすすめです。
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