研ぎ実績

BMC-ONE G-20MW 27目メガネ

今回はネジについて

これまた、

深ーい話です。

ぜったい、誰も言わないような・・・

同業者で、

研究熱心なひとには、

いい話になると思います。

前回、同じブランド(BMC-ONE)のカットシザーを研ぎました。

そのハサミと「ネジが微妙に違う。ネジの硬さが違う。」という話です。

BMC-ONE G-20MW 27目メガネを研ぎました

ハサミDATA

櫛刃:27目 棒刃:はまぐり刃 笹刃
ネジ
埋め込みタイプ
ハンドル
ラクダメガネ

はさみ職人's EYE

このハンドルは特徴的ですね。

指掛けがネジタイプでないので、取れなくていいという人もいると思います。

コブがあるのは、使っていると意外と気にならないと思います。

その分安定性もあまりないんじゃないですかね。だから気にならないんですが。

普通のストレートのハンドルと同じ感じで、ビジュアルの好みが分かれるところです。

僕は好きですね。

櫛刃ですね。wになっているタイプです。

開いたところですね。

これといって特徴はないです!!!!

だから、

あえて、

重箱の隅を楊枝でほじくるような、

すごくすごく小さいところを観ようと思います。

あえて、「見る」ではなく「観る」の方の漢字をつかってみました!細かく観察するというニュアンスです。

前回。同じブランドのハサミを研ぎました。

 BMC-ONE Wh-60FDH という6インチオフセットのハサミです。

そのハサミと、パット見た感じにているんだけど、

ネジが微妙に違います。

今回のハサミのネジのアップ。表ですね。

前回のハサミは、これ。↓

わかりにくいので、裏側も見て見ましょう。

今回のハサミはこれ↓ 丸穴にマイナスネジのようにハマっています。

前回のはこれ↓ ただの丸です。

 

つまり。

今回のセニングは、上が雄(オス)ネジ、下が雌(メス)ネジ。

オスは凸で、メスは凹になっています。

穴に入れる方と、入れられる方の違いです。(あえて小さい字にしました)

前回のカットシザーは上が雌(メス)ネジで、下が雄(オス)ネジでした。

といことで・・・

似ているけど、違うって話でした。

どっちがいいとか、あまりないですけど、今回のハサミで言えば、セニングの方がアソビが少なく、緩みにくい構造でした。

 

が・・・

 

ここまでも、どうでもいい話ですが・・・

オスとか、メスとかちょっと艶っぽい言葉ですよね。笑。

 

まあ、オスとメスが××で・・赤ちゃんはコウノトリさんが運んでくれるわけですが・・・

愛は偉大です!

 

話がそれ過ぎました。

今回のネジですが、・・・

毎日、理美容のハサミを研いでいて、気が付くのは、ネジの硬さです。

ネジをきつく締めるとか、ゆるいとかの硬さではなくて、ネジ自体の硬さです。

ネジの金属としての強さと言う意味の硬さです。

というのは、

理美容のハサミのネジって、研ぐたびに緩めたり、締めたりします。

理美容師さんには、マメに締めたり緩めたりする方もいらっしゃるとおもいます。

 ちなみに一般のネジは締めたら、緩まないのがいいネジとされています。

 理美容ハサミのネジは、その点は特殊だそうです。

締めたり緩めたりすると、その摩擦でネジ穴が広がったりすることがあります。

ネジ穴が広がってしまうと、緩みやすくなります。

あまりにゆるみやすくなると、「刈り上げをしたいたら、ネジがどんどん緩くなって、ハサミがバラバラに分解してしまった」という話を聞いたことがあります。

緩んだら、一旦とめて、ネジを締めればいいんでしょうが・・・

そうも行かないもの、なんでしょうね。

 

で。

 

同じように銀色の金属で、

同じステンレスと言う名前の金属でも

ネジ穴が広がりやすいネジというのがあります。

 

で。

この細かい話、

それがどうした?

っていう話です。

 

まったく、どうでもいい話です。笑。

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