31目の逆刃セニング
ハサミの選びのポイント
今回のハサミは、「ねじ」について考えてみます。
ねじのアソビについてです。
31目の逆刃セニングを研ぎました
ハサミDATA
31目
逆刃
オフセットのセニングです。
このセニングの特徴は、くし刃です。
くし刃の先が、Vみぞ、フラット、Vみぞ・・・というように交互になっていました。
ここで写真があるといいのですが・・・
写真を撮り忘れてしまいました。
はさみ職人's EYE
【カット率】
カット率は高めで、40%くらい。
気楽に使うとラインがばっちり出ます。
きちんと計算して使う必要がありそうです。
【ネジ】
このネジは、「パネルのあるネジ」または「イタバネのネジ」というタイプです。
その特徴は、自分でネジをしめたり、緩めたり、ドライバーを使わずにできます。
逆にアソビが大きいものが多いです。 (もちろん例外もあります)
今回のハサミはアソビが多いです。
アソビが多いというのは、隙間が多いとか、ゆとりがあるとか、ガバガバしているとか、そんな意味合いです。
このアソビが多いと、力が分散してしまいます。
カット率が高いセニングの場合は、どうしても力が多く必要になります。
そのため、アソビがあるために力が分散してしまうと、イヤな切れ方になってしまうのです。
できるだけ、
できるだけ、
できるだけ、
(くどいですね。)
(くどいくらい)ネジをきつく閉めるといいです。
【くるっている】
あとひとつ、
研いでみてわかったことがあります。
このハサミ、欠点がありました。
それは、
くし刃がくるっている!です。
正常なハサミは、
ハサミを良く見ると、動刃も静刃もアーチ状になっています。
セニングもわかりにくいですが、アーチ状になっています。
今回のハサミは、このアーチが崩れていて、逆に反っていました。
これだと、切れないです。
少しだけ反っていたので、
引きちぎるように、むしり取るように、
きゃ~
やめて~
あたしの
大事な
おけけ・・・
↑上品にしたつもりが、下品ですいません。
切れない感じでした。
こんなハサミは、ちょっとハンマーで叩いて修正します。
下手にやると、折れてしまうので、おそるおそる叩きます。
で、直りました
よかった・・・です。
めでたし、めでたし・・・。
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