胡蝶 NO.70
「コチョウ」というブランドのハサミです。
今回はハサミのパーツについて考えてみました。
ネジです。
マニアックです。それもかなり。
とはいえ、
ハサミの構成って、
動刃と静刃とネジでできていますね。
単純に1/3の働きが関係しています。
意外と知られていない、、、意外ってほどではないですね。
ほとんど、知られていない、、ネジの話です。
胡蝶 NO.70を研ぎました
ハサミDATA
【刃】
ハマグリ刃、柳刃
【ネジ】
出っ張りタイプ。
【ハンドル】
シンプルなオフセット。
はさみ職人's EYE
ハサミをネジをばらしてみます。
これで、このハサミのパーツがわかります。
左から、
1.オスネジ
2.ワッシャー
3.動刃
4.静刃
5.メスネジ
6.小さい板バネ(正式名称は知りません)
この6ですが、5のメスネジの下にとりつけます。
ネジを締めるときにカチカチと音がします。
その分アソビが大きくなります。
すき間が大きくなりやすいです。
組んで横から見てみると、アソビのわかります。
黄色の上のネジと、静刃のわずかなすき間です。
ちなみにピンク矢印は、蚊ですかね?
初めて蚊の写真をとりました。奇跡です。
で、このアソビがあると悪い、、、というと言い過ぎです。
できれば、アソビはあまりない方が好ましい・・・です。
あると、ハサミの動きがわずかにずれたりします。
ごくごく小さなズレが、切れなくなるのを早くする可能性があります。
わかりやすいような写真をとりました。
刃先を見てください。
普通に使っていてここまで、開くことは皆無かと思いますが、
この何百分の1くらいは開くことがあるかもしれません。
そのときは、まちがいなく、キレナイってことになります。
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