武芸 AZW30
今回の研いだハサミは、コレ。
セニングで、棒刃のほうもクシになっているタイプです。
両方クシなので、「両櫛(りょうぐし)」と呼ばれています。
両方がクシだからヌケがいいと思いませんか?
武芸 AZW30を研ぎました
ハサミDATA
6インチオフセット
刃は、V溝タイプ。
棒刃のほうもクシの両櫛。
ネジはパネルの出っ張りタイプ
ハンドルは、少し下にさがっているオフセット
はさみ職人's EYE
私が研ぐセニングの0.2~0.3%ぐらいが両櫛のセニングです。
オオタ推定値です。
アバウトです。
きっちりと数えて、その計算をしたら、
「そんなしているヒマがあったら、早く研いで戻してね」っていわれそうです。(笑)
さてさて、
この両方クシのタイプのセニングですが、ヌケがいいような形です。
でもね・・・
意外と・・・
意外とです。
それほど、大差がないです。
なぜ、でしょう?
よくわかりません。
クシのひとつひとつが円柱でなく、四角柱のため角が微妙にひっかかるのかもしれません。
(これが原因なら、毛を掴む角度と抜き方を工夫する必要がありますね)
また、棒刃側がクシの形にするため、本来の刃の部分が細くなるので力がなきからかも、知れません。
(これが原因なら、掴む毛束の量を少なくするとか、)
抜け重視のセニングが必要なら、普通のセニングをヌケがいいように研ぐのがいいかと思っています。
(これも使い方によるんでしょうけど。)
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