武芸 6インチR刃
今回は特殊なハサミについて
ハサミを選ぶとき、よく先輩が「ふつうので、いいんだよ」とアドバイスを貰うことがあると思います。
でも、「普通か、普通でないかがわからない・・・」というのが本音かもしれません。
今回のはさみは、普通でないハサミです(笑)
今回のハサミはどんなところが特殊なのでしょうか?
武芸 6インチR刃を研ぎました
ハサミDATA
【サイズ】6インチ。
【ハンドル】立体的なオフセット。
【刃の刃線形状】
動刃・・・笹刃
静刃・・・鎌刃
【刃の表面形状】
平刃
【ネジ】
出っ張り板バネカチカチタイプ

はさみ職人's EYE
今回は普通でないハサミ(笑)。
まずは、開いた時の写真を、見てください。刃線のカーブを見てほしいです。
まず、静刃。
上の刃ですが、これが刃中がえぐれています。
鎌刃と呼ばれる形の刃です。
草刈りにつかう、鎌みたいな形だから、そう呼びます。
切った感じは硬い切れ味です。
今度は、動刃。
下の刃ですね。
刃中が盛り上がっています。
笹刃です。笹の葉の形をしているから、笹刃です。
切った感じは柔らかい切れ味です。
つまり、硬い切れ味と硬い切れ味の刃の組み合わせです。
切った感じはちょうどいい・・・はずですが、ちょっとクセがあります。
こういったハサミは、初級・中級・上級の方は避けたほうがいいです。
こういうハサミを使っていい方は、super上級の超級の方です。
すごいハサミ好きにはたまんないですね!
この刃の形状は、植木の枝切ハサミですね。
ある程度太めの枝をえぐれたところに挟んで切るときに便利です。
あと、もうひとつ。
ハンドルです。
このハンドルは立体的で、持ちやすそうです。
反面、押して切るクセがつきやすいです。
90%の方が、ハサミにそのクセのあとがあります。
このハンドルも普通ではないので、超級者以外は避けたほうが無難です。
コメント