マツザキ FD5530D
マツザキ FD5530Dを研ぎました
ハサミDATA
- 刃
- シンプルな30目
V溝はV。
棒刃は直刃。細身です。鈍角な刃です。 - ネジ
- マイナスネジ
- ハンドル
- メガネ。
はさみ職人's EYE
大阪の美容師さんから「前回研ぎが素晴らしかったら、またお願いします」とのことです。
たいへん光栄ですね。
いつもより多く油を差します(笑)
もちろん冗談です。
さて、今回のセニングですが、抜けが悪いです。
マツザキのセニングがどうのこうの!というケンカを売っているわけではなく、ちゃんとメンテナンスしてあげればいいのに、抜けが悪い状態という意味です。
なので、伸びしろが多いということです。
では、
早速見ていきましょう。
ユーチューブタイム 0:08 棒刃と櫛刃の隙間がほとんどないのがわかるでしょうか。
毛を切り落とした後、わずかなすき間で毛をさむことになりなります。
そのため抜けは悪いです。
元々そうだ!というわけではありません。
(そういうセニングもありますが、)
なぜ、
こんなことに?
その原因は、
ユーチューブタイム 0:22
ヒットポイントが付いていないのがわかるでしょうか。
ヒットポイントが外れかかっていて、黒いのがちょっと見えるかと思います。
これが原因です。
ヒットポイントがないので、刃と刃の交差が深くなっているんです。
なので、ヒットポイントを正しく取り付ければ解決します。
そして
ユーチューブタイム 0:48
鈍角な刃がついています。と言いたかったのですが、カメラではわかりにくいですね。
鈍角な刃の場合切った感じが重いです。
カットシザーでしたら、それなりに個性としていい場合もあります。
しかし、セニングの場合は「切った感じが重い=切れない=抜けが悪い」となりがちです。
研いで直すことになります。
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