ザ・ぼかし
ザ・ぼかしの「ぼかし」について
ザ・ぼかしを研ぎました
ハサミDATA
- 刃
- 櫛刃:30目 棒刃:笹刃 逆刃
- ネジ
- 出っ張りタイプ
- ハンドル
- シンプルなオフセット
はさみ職人's EYE
このセニング。
その名も「ザ・ぼかし」です。
機能をそのまま、名前にしたスキバサミです。
ハサミに名前をつけるときは、ついついカッコイイ名前をつけようとして、難しい漢字やアルファベットを使いがちです。
ですが!
ザ・ぼかし さすが「おそらく」を作っている会社です。
カタカナ+ひらがなの機能美といったところでしょうか。
ちなみに「ぼかし」の意味は、
(色の)濃淡の境をはっきりさせないで、だんだん薄くしていく。
とのことで、絵画などでよく使われるそうです。
われわれがよく使うのは、かりあげのつなぎ目の「ぼかし」ですよね。
主に理容師さん向けということで、逆刃でした。
裏から見るとこうで、、、この櫛刃をバーコードと呼んでいる人もいます。
ちなみにこのセニング、↓こう持った時矢印の方向に下がっています。
こういったハンドルの取り付けを「下がっているハンドル」と言ったり、「ヘネシー型」と言ったりします。
(ヘネシーというのは、ナルトというメーカーのモデル名から来てます)
こうすることで刈り上げのとき、肘をあげなくて済みます。
つまり、刈り上げの時は手が楽なんです。
それ以外のときはちょっと不自然になったりするのかもしれませんが、このセニングは「ザ・ぼかし」です。
刈り上げが多い人、このハンドルは有りです。
ぼかしに最適な形ですね。
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