サムライ 6インチ
刃こぼれはありませんでした。
きれいに使っていらっしゃいました。
サムライ 6インチを研ぎました
ハサミDATA
片剣刃の6インチ。
柳刃。
ハンドルは、左にずれたオフセット。
ネジは、出っ張りのパネル自在ネジ。
はさみ職人's EYE
表面上は、普通のはさみの切れ味です。
ただ、このハサミの構造は特殊でした。
それは、特殊な構造で作ろうとして、ミスったあとが残っているところです。
ベアリングが動刃と静刃の間にワッシャーとベアリング風なものがありました。
このベアリングと一緒にパッキンが入っていました。
これが特殊なの構造です。
ただ、ベアリングの高さがあわないので、意図的に補充した感じです。
将来的に刃先に力がなくなると思います。
きっと価格崩壊セールにでているんでしょうね。
それを承知で、購入をきめるのであれば、いい買い物ができるかもしれませんね。
ちなみにハサミを安く作ろうとすると、
材料(B級品)を買い叩いて・・・
職人の人件費を買い叩いて・・・
そんな風にすれば、より安く作れるはずですね。
安く買えることはいいかも知れません。
しかし、いくら安いからといって、問題ある材料で、一生懸命作らないで手の抜いた跡のある道具というのは、どうでしょうか?
「神は細部にやどる」という言葉があります。
細かいところにまで、気が届く仕事をしてこそ、お客様に喜んでもらえるものではないでしょうか?
技術を買っていただく、われわれ職人が「手抜きの道具」を使って、いい仕事ができるものでしょうか?
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