AKOHS QR 600
ブルーの板バネが印象的なハサミです。
今回は鋼の硬さと脆(もろ)さについてコメントしてみようかと思います。
AKOHS QR 600を研ぎました
ハサミDATA
刃は直刃ぎみのはまぐり刃。
ネジはブルーにメッキされた出っ張りタイプ。
ハンドルは、下に下がっているオフセット。
指かけが脱着式です。
はさみ職人's EYE
このハサミの鋼について。
このハサミは、私の好きな感じで、よくきれる鋼に入ります。
でも、恐らく価格は安めだと思います。
この鋼の特徴は、
よく切れるが、切れなくなるのが早い
です。
鋼というもは、基本的に硬いです。
刃物=固いものと考えてOKです。
固ければ硬いほど、よく切れるものです。
が、しかし・・・
硬いと脆(もろ)くなりやすいです。
ハサミの場合、脆いと切れなくなるのが早いです。
脆いというのは、砂消しゴムみたいなイメージです。
こするとボロボロします。
ハサミの開閉するとボロボロと動刃と静刃こすれるので、切れなくなりやすいです。
こすれても、ボロボロしてしまうのを摩耗性といい、
ボロボロしないというのを耐摩耗性に優れているといいます。
つまり、
長切れする鋼=耐摩耗性の良い鋼
です。
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