プロフィールについて

こんにちは。

オオタです。

長い文章を読むのが苦手です。

だって、

つまんないじゃないですか!

それが面白かったら、いいけど。

と思っている人間ですが、長い文章を考えに考えて作りました。

想いを込めた、こん身のプロフィール

↑これです。(アンケートになっています)

周りの人に聞いてみたら、「長いけど、よかった」と意見が大半でした。

うれしいけど、きっと好意的に見てくれたんだと思っています。

ということで、もしご協力いただけると嬉しすぎて、おしりから高原の香りを噴出します!

ハンドルの角度の違い(ノーマルと下がっているタイプ)

こんにちは。オオタです。

最近、鍋料理の春菊良さがわかってきました(笑)

今回ハンドル角度の違いについて、書いてみます。ちょっと真面目です(^^)

この違いわかります?

(これから上が秋水、下がFLOWと呼びます)

秋水は標準的なオーソドックスな角度です。

一方、FLOWは特殊です。

下に下がっています。

重ねると、わかりやすいかなぁ。

ここです。↓指穴がずれているのがわかります。

このハサミの場合でしたら、角度が10度くらい下に下がっています。

こうすることで刈り上げをするときは、便利です。

ハサミを床と水平にするために、ヒジをあげずにカットができます。

美容師さんのブラントカットも同様です。

トリマーさんの場合は、毛と正面になる機会が少ないので、他のハサミと違和感を感じやすいかもしれません。

 

ネジはきつめにしめた方がいいと

うん~。

何だかんだ言って、Vのニットはいいなあ。

これって、男の本能なのかなあ・・・それともオレの性癖?(笑)

 

ちなみに

僕の理性的にはなく、本能的に弱いものは、

巻き髪・ニット・ニーハイなんのかなあ・・・と思って調べてみたら、

はい。コチラ。

いやじゃない。

完全に鼻の下、伸びてます(笑)

(ブーツはGUで1,490円(税抜)だって)

さて、

オオタさんはネジはきつめにしめた方がいいと仰っていますが、刃と刃がぶつかって痛むという懸念はしなくていいですか?
たぶん、ニーハイブーツ好きな美容師さんから(笑)
ご質問を頂きました。
 
僕の答えはこちら。
 

 

さすがです。

ネジをきつく締めることで、刃と刃はぶつかります。

ぶつかると痛みがちです。

ただ、まったくぶつからないと切れないです。

 

なので、
ぶつからない場合、わざとぶつけようとして押切になりがちです。

 

押切が最悪です。

痛みまくりです。

偏った摩耗になっています。

 

なので、

ぶつかると痛むけど、ぶつかっても痛みにくいように刃付けする。

これがポイントだと思っています。

または、

別の質問でネジはゆるいのがスキなんですけど!

というのがあります。

まぁ・・・

自分のハサミですし・・・

ハサミに自分の手を合わせるよりは、

自分の手に合わせてハサミを使ったほうがいいと思います。

回答したのはこちら、

 

ネジのかたさ・きつさの件ですが、
ゆるゆるのほうが好きなら、それがいいと思います。

ネジのかたさは使う人が決めるものです。

ハサミやさんはあくまでも「このくらいがいい」という目安を伝えているんだ程度に考えてください。

ただ、

ネジがゆるいと、

すぐ切れなくなる可能性が高いこと。

使い続けると、押し込んで切る癖(押しグセ)がつきやすいこと。

押しグセがつくと、他の人に切れても、自分だけ切れないことがあること。またすぐ切れなく使い方になりがちなこと。

このことを知っておいてほしいと思っています。

 

 

質問なんですが、2スキのセニングと3スキだと、2スキのほうが切れ味柔らかくなりやすいですか?

こんにちは。オオタです。

もし生まれ変わるのなら、こんな爽やかな看護師さんになりたいです。

または、

もし、入院するなら、こんな看護師さんのいる病院に行きたいです。

または、

もしガンになったら、こんな看護師さんのお尻をさわって「このエロ・ジジー」と言われるくらい元気になりたいです。

さて、

こんな質問を頂きました。

おおたさんこんにちは!
研磨でお世話になっております福岡県の◯◯と申します!
質問なんですが、2スキのセニングと3スキだと、2スキのほうが切れ味柔らかくなりやすいですか?
今もってる3スキの35%のセニングが切れ味硬くて困ってます(>_<)

↑LINE@での問い合わせなので雰囲気を出してみました(笑)

 

こんにちは
一概に言うことはできないですね。
目数とか、作りとか、刃の状態の影響は大きいです。

一般的にはカット率が高いほうが切れ味は硬いです。
例えばカット率10%とカット率50%では、50%の方が断然硬い切れ味です。

 

 

こんな回答でした。

この解説ですが、

2スキ(V溝がvvになっているやつ)

3スキ(V溝がvvvになっているやつ)

です。

vが多い方がカット率が高い傾向があります。

で、

セニングだし、

柔らかく切れたほうがいいんですけど、

カット率が高い方が切れ味は硬くなるものですね。

 

日本一保険を売る人が言っていた

こんにちは。オオタです。

日本一保険を売っているひとが
「毎日、目の前の2.3人の人に笑顔になってもらうようにしてる」と
言っていました。

見習いたいです。

実は、保険を売り始めの頃、お客さんになるだろう人に一生懸命尽くして笑顔になるだろうってことでやってみたんだけど、契約してくれないときもあってガッカリしたそうです。

それが続いたころ・・
大きい契約ができたそうです。

「もしかしたら、笑顔にさせようという努力はゼロにならず、貯金のように積み立てられるのかもしれない」と思い、毎日笑顔になってもらうようにしているとのことでした。

そういった積み重ねで・・・すごいなあ。

今回は

ロイヤルマスターさんのハサミの研ぎ報告です。

ユー、自分の指掛け、作っちゃいなよ!っていう話です。

ROYALMASTER 6インチメガネ

初ファスティング中です。

こんにちは。オオタです。

初ファスティング(断食)してます。

今日は5日目。頭がキレッキレで冴えてます。

今風に言えばルフィーのギア4かもしれませんが、スーパーサイヤ人3レベルです(笑)

たぶん、まだ上があります!

さて。今回は刃の形の話です。

オオタ君お絵かきしてみました!

左から、ハマグリ刃、段刃、剣刃です。

どれがいいの?っていう質問をうけますが、みんないいですよ(笑)

切れ味どう違うんですか?

どれが永切れするんですか?

って質問されますが、これもみんな同じです。

ただ、誰がどう研ぐかで全く違います(←これ重要)

まあ、営業さんが○○刃は力があって、良いよ!って話があるかもしれませんが、、、大きな目で見て、広い気持ちで聞いてあげてください。

決して「オオタっていう人がどれも同じって言ってた」と言わないでね(笑)

闇の組織に消されるかもしれないから・・・

無理やり美容室で例えるなら、

ロングとミディアムとショートとどれがいいですか?

みたいな質問と近いです。

たぶん、カット技術が上手な美容師さんが丁寧にカットすればどれも一緒ではないでしょうか。

それが、素人が適当に切れば、ロングもショートもみんなダメって話です。

無理やりの例えだったかな。

ってことで、

クリスマスイブは弾けちゃってください!

じゃ。また。

メーカーに研ぎを出すのは微妙。その意味は?

明日。帝国ホテル、1305室 18:00!

熱い夜を過ごそうぜ!寝かせねーぜ!

こんにちは。オオタです。

「オオタさんって、バカなことばかり考えているんだろうね。」って言われていると思うでしょ。

そのとおり!(笑)

さて、

こんな質問シリーズ。第三段。

「すいません一点すごい気になるんですが、買ったメーカに研ぎに出すのが微妙、それは作った人と研ぐ人が別の事が多い、それはなぜですか?」

この質問の解説をすると、

買ったメーカーに出せばいい。
これはいい面もあれば、そうでない面もあります。
また、メーカーなら研ぎが上手かというと、そうでない場合もあります。
なので、微妙。

実際、メーカーに研ぎを出したら、めちゃくちゃにされたんで、直しを依頼したら、さらにひどくなった!メーカーの工場長呼びつけて、謝罪させた。そして新しいのにしてもらった。

って言っている人がいました。

某有名メーカーです。

で、この人、「このハサミ、すごくいいんだよ。でもオレ出禁だから。」と後悔してます。

 

戻ります。

 

作った人と研ぐ人が同じ人ではない。
その理由は?ということで。

それは良く言えば、分業です。
美容室の場合でしたら、トップスタイルストなら床掃除もレジ打ちもやらないです。
たぶんその理由と同じです。

トップは指名で忙しいから、指名客をずーっと切って、それ以外は他のスタッフに任せることでうまく店舗経営するんです。

ハサミの場合も
職人の時間の関係で、
ひとりでやろうとするとできる仕事が限られます。

それを他の職人さんにも伝えて教育するようにしていると思いますが、、、実際はそううまく行っていないと思います。

誤解を恐れずに言えば、
新品に力を割いているので、
メンテなんてやってられないということです。

 

 

マイナスネジが1番精度が高いと聞いた事がありますが本当ですか?

ママ:ほーら。かわいいお洋服ね。

ぼく:オレ男だし、この色、びみょー!

こんにちは。オオタです。

男の子にピンクは・・・まぁっ、子供だからいいっか!

さて、

こんな質問をいただきました。

シザーの方は出っ張りネジが付いてますが、見た目は好きじゃないですがマイナスネジが1番精度が高いと聞いた事がありますが本当ですか?
緩みにくいという事ですか?

これまた!すごいディープなところを攻めて来ますね(笑)

すごいなあ。

僕が回答してのはこんな感じです。

たしかに、昔ながらのマイナスがアソビが少ないものが多いです。
そして、精度は高い物が多いです。
(もちろん、そうでないものもあります)

今回採用している出っ張りネジも精度は高いです。
気にされる必要はないです。

正直に言えば、
「板バネ」タイプは、比較的アソビが大きめです。
出っ張っているネジでパネルがついているものは板バネの可能性があります。

埋め込みネジでも、中に板バネが入っているタイプがあります。

板バネタイプはアソビが大きいですが、
比較の問題なので、大きめと言っても、シビアに見た場合です。

もし、
理容師さんで
7インチの刈り込み鋏なら、
板バネタイプは避けた方が無難です。

アソビが大きい場合、力が伝わりにくい場合があるからです。

板バネタイプでも、ネジをきつく締めれば、カバーできます。

6インチ以下のハサミはそれほど気にならないと思います。

メーカー◯◯は板バネタイプです。
メーカー◯◯も板バネタイプもラインナップにあります。
それほど気にならないと思います。

アソビが大きいと、クセが強く出やすいです。

例えば、押切にクセがあると、刃がめくれて切れなくなりやすいです。
アソビが大きいと、刃がめくれて切れなくなるのが早いです。

ゆるみやすさについては、それほど変わらないと思います。

マイナスネジのデメリットは、交換が効きません。

ですので、修理は可能ですが、技術が必要で難しいです。
出っ張っているタイプは、交換で可能です。

僕が
出っ張っているネジを採用しているのは、
マイナスネジだと、明らかに古く感じるからです。

そして、
出っ張りネジのほうが何だかんだ言って、微調整できて便利だと考えるからです。

↑すいません。長文すぎでした。

 

気のせいか、逆刃のセニングをひっくり返して正刃で使うと透け量が違う気がする

アカチャンの手って、ふっくらしていますよね。

でもね。

僕の手も、ふっくらしているんですよ(笑)

オッチャンとアカチャン、カタカナにすると似ているからですかね(爆)

さて。

LINEでこんな質問を頂きました。

メガネの場合は
正刃の方からネ
ジが止まってま
すが、逆刃のオ
フセットのハン
ドルだと裏側の
方かからネジが
止まっていて、
そのネジの止ま
ってる側の違い
による、違いと
か影響しないん
ですか?

気のせいか、逆
刃のセニングを
ひっくり返して
正刃で使うと透
け量が違う気が
するのですが、
メガネに裏表は
ないですか?

LINE風に表示してみました。

(無意味でしたね(笑))

なるほど・・・
このひと、チョー詳しいですね。

初心者の方への質問だったら、わかりやすさ優先で例外的なことは言わないようにしています。

でも、より勉強熱心な方なら、そのレベルまでお付き合いさせて頂きます。

回答させていただいたのはコチラ。

厳密に言えば、同じです。
しかし、「使い方で違うはず」です。

使い方というのは、いいとか悪いとかではなくて、クセです。

機械で、
毛に対して完全に垂直に入れて切れば、正逆とも同じです。

しかし、
実際は、人の手なので違います。

正刃に慣れている方は正刃で抜きやすくする角度に入れています。
逆刃の場合も、逆刃向きの使い方をされていらっしゃいます。

あと、
(これまた、深すぎる話ですが、)
押切の力の入れ加減が変わります。

多少なりとも押切のクセがある人が大半です。

押して切ろうとしたとき
正刃では、あまり押して切ることができません。
逆刃では、正刃より押して切ることができます。

この説明はうまくできないのですが、、、

刃と刃の当たり方でそのようになります。
たぶん、棒刃がネジより先が半分に細くなっている形が原因だと思います。

なので、
押切の癖のある人のセニングを研ぐときは、
正刃のときと、それなりに対策して押しても大丈夫なようにします。

逆刃のときと、それなり以上にかなり対策しています。
かなり押してしまう可能性が高いので、より大丈夫なようにしています。

逆刃が欲しいんですが、正刃のメガネと逆刃のメガネでは違いがありますか?

こんにちは。オオタです。

この写真、まったくハサミとは関係ないですね(笑)

ただ単にかわいかったから。

こんなご質問頂きました。

「逆刃が欲しいんですが、正刃のメガネと逆刃のメガネでは違いがありますか?」

セニングの話ですね。

メガネの場合、基本正逆の違いはないです。

例外で、出っ張りタイプのネジの場合は、違いありです。

なんとなく想像できます?

出っ張っていると、ネジがひっかかったり、当たったりする可能性はあります。

2スキと3スキのセニング

こんにちは。オオタです。

新天皇になって、いよいよ令和が本番を迎えました!

っていうか、まだまだ平成な気分のオオタです。

平成は僕が高校を卒業する年でしたが、その頃は携帯はありませんでした。

が、一部のバブリーな人がTVで、自動車に電話をつけていた時代です。

その三年後、オオタ少年は生の携帯電話を見ることになります。

さて、

今日はセニングの話。

櫛刃のV溝のところがどうなっているかでカット率は変わります。

この写真、わかるかな?

V溝の先端がVじゃなくて、vVこんな感じです。
(角が3つに、溝が2つ)

これを我々は2スキ(フタスキ)と呼んでいます。

この写真は2スキ、30目です。

1つ目の溝と2つ目の溝が微妙にズレています。

そのためカット率の割にセニングラインが出にくいという特長があります。

今度はコレを見て下さい。

2スキと似ているけど、3スキです。

溝が3つ。角が4つですね。

2スキに比べて、3スキの方が一つのクシで毛を掴む量が多いです。

なので、カット率はupします。

ですよ!

2スキの30目と3スキの30目を比べたら、3スキの方がカット率は多いです。

2スキ30目と3スキ25目をくらべたら、どうでしょう?

はい。

びみょうーーーーです(笑)

実際はちょっと、カット率が多くなるかなあと思っています。

じゃ。オオタさん!どっちがいいの?

どっちでも、いいです。

あまり変わりませんから。

上手な人に研いでもらえば、両方ともよく切れて両方ともヌケがいいですから。

 

バリの出やすいハサミvs出にくいハサミ

こんにちは

オオタです。

最低宿泊料金が15万円の超高級リゾート、アマン京都に行ってきました。

↑すいません。言葉が足りませんでした!

最低宿泊料金が15万円の超高級リゾート、アマン京都(の近くのわかどりという和食屋さんに行って、950円の唐揚げ定食を食べて)きました。

とっても美味しかったです(^^)

 

バリの出やすいハサミと出にくいハサミの違いについて。

まず、

このバリについて

ハサミを使っていると、

刃の部分がカサカサ、ザラザラになります。

極々小さいノコギリの刃みたいになります。

これを私は「荒れている」と言います。

この荒れた状態は、バリが出ている状態です。

荒れていると切れないです。

 

爪を切ったとき、

切った角がとがっているのがバリです。

細かいヤスリでこのバリを取って、ツルっとさせますね。

 

さて、

質問の答えから言うと、

材質の違いもあります。

材質の他に、

刃付け(研ぎ)は大きいです。

すぐ切れなくなるのは、バリが出やすいように研ぐからです。

 

作りも関係します。

ソリが強いと出やすいです。

ネジにアソビが大きい場合も出やすいです。

 

使い方も関係します。

押切のクセがある人は、ちょー出やすいです。
(だから切れなくなるのが早いです)

こまめに拭くと出にくいですが、拭かないとよく出ます。

 

この

材質✕刃付け✕作り✕使い方

のバランスです。

 

あえて、

順番をつけるなら、

1.刃付け
2.使い方
3.作り
4.材質

です。

逆に

いつも同じ人に刃付け(研ぎ)をしてもらって、

もちろん自分しか使わなくて、

同じメーカーのもの
(同じメーカーでも作る職人が違う場合がありますが)

の場合、材質で決まります。

あなたにはどんなハサミが必要フローチャート

ハサミ選びって、何からどうやればいいか、わかんないですよね。

長さがいろいろあるし、
バランスがどうのこうのっていう人がいるし、
先輩はコバルトがいいとか、、
それなんですか?って感じで・・

切れればいいなじゃないですか。
みんなそこそこの値段だし、
何だって、大丈夫でしょ!

⇒はい。そのとおりです。

が!!!!
より自分に将来に合ったハサミ選びって大切です。

 

ハサミ探しフローチャート

↑これ作ってみました。読み進めてください。

 

その前に
注意事項です。

このフローチャートは、私が応援したいと思う技術者さん向けにつくりました。
応援したいと思う技術者は、

□仕事を楽しみたい。
□自分を向上させたいという想いがある。
□世の中をハサミを通じて良くしたいと思っている。

です。

 

こういった方は、ちょっと・・・・
□毎日なんかつまんないし、退屈だなあと思っている。
□自分の仕事に誇りが持てない。仕事が嫌い。
□自分さえ良ければいい。
です。

では、どうぞ。
ハサミ探しフローチャート

 

カットが好きな美容師さんに使ってほしいハサミを造りました

こんにちは。オオタです。

もし、あなたが美容師さんで、

カットが好きハサミを造りました。

特に、

・まっすぐ切れるのが好き!

・ピンポイントでカットしたい!

・なんなら、ハサミと手が一体化したい!

という人向きです。

カットが好きというのがポイントです。

 

逆に

「何となく美容師やってますけど・・・」

「自分はトーク力で勝負してますから。」

という方にはお役に立てないハサミです。

 

僕はもともとハサミの研ぎを専門にやってきました。

もちろん今も研ぎでいます。

いろいろな美容師さんと話すなかで、「同業の美容師が憧れる美容師」ってどんな人かなあと思うようになりました。

その方のハサミってどんなのかなあと思うようになりました。

まあ会うたびに聞いていたので、

だいたい分かるようになってきました。

そのはさみは、

当たり前かもしれませんが、

よく切れる!

当たり前過ぎて、こうやって書くのも恥ずかしいんですが、よく切れるハサミを使っています。

よく切れるというのは、高価な永切れする材料のハサミという意味ではないです。

小まめにメンテされたハサミです。

 

よく聞いたのが、

「講習会で先生から、借りたハサミがスゴイよく切れるんで、びっくりした」

とか。

先生からも「ちょっと借りたら、あまりに切れなすぎて、、、。あんなのでいくら練習してもうまくならいっすよねぇ。」

といった声です。

 

で、

その先生に

どんなのがいいんでしょう?

って聞きます。

そのほとんどは「何だって、切れればいい!逆に切れるハサミじゃないとダメ」という言われます。

まあ、

確かにそうでしょう。

でもそれだと、僕としては聞いた意味がないのです(笑)

で。

質問を工夫しまして・・

どんなハサミが好きですか?

と質問します。

 

すると・・・です。

こんなハサミで、、

狙ったところが切れる。

まっすぐ切れる。

普通のハサミで、特殊な形とかいらないんですよ。

こんな声が多いです。

 

 

 

 

 

ハサミ職人としてのこだわり2。

はさみ職人としてのこだわり。

ハサミの善し悪しは、刃付け➕作り➕鋼材で決まる。
そのバランスで、

切れ味が変わり、

使いやすさが変わる。

 

世の中のハサミ屋は、「このハサミはコバルトだからいい。」なんてことを言う。

ジョーダンじゃない!お前は何にもわかっていない!

以前オリンピックの水泳選手の北島康介が英語で「泳ぐのは水着ではない、俺だ!」というTシャツを着て大会に出ていた。

高速水着が注目されていた頃だ。

もちろん、水着の水中での機能も関係するだろう。

しかし、順番が大切だ。

まずは人。

日々過酷なトレーニングを重ねて、常にどうやれば早く泳げるか、どうしたら勝つことができるのかを研究しているという前提だ。

まずは、人。その次に道具だ。

ヘアースタイルも同じ。

いくらいいハサミといいパーマ液とあればいいって訳でもないよね。

人(腕のいい美容師さん)がいるからこそ、いいヘアースタイルがつくれるんじゃないかな。

 

ハサミも同じでどんないい鋼でも、職人が良くないといいハサミにならない。

まずは人。

誰がどれだけ手を掛けているかで変わるんだ。

わたしがハサミに求めること。

わたしがハサミに求めること。

自分がはさみ職人である以上、
「切れる。」にこだわっていると思う。

こだわってしまうというか、まず第一に考えてしまうことだと思う。

この「切れる。」と言う意味はいろいろある。
(ちょっと、説明しにくいけど)

まずは、鋼材を活かす刃付け。

同じ銀色の鉄でも、
私から見ると全然違う。

爽やか君には爽やかに。
エレガントさんには爽やかではなく、エレガントな刃付けにする。

そうすることでハサミ本来の良さを引き出す。

そうすると、よく切れるのだ!!!

逆にそうしないと、切れるんだけど、何かが違う、、、というよく切れる(笑)

そして、もう1つ。
誰がどうやって使うかだ!

厳密言えば、
同じ髪を切る仕事なのに
理容師と美容師は求めるところが違う。

更に初級者とベテランでも違う。

なので、切れると言う感覚がそれぞれ違ったりする。

それをピンポイントで合わせていくのが、他の人には出来ない、私の、私らしい仕事なんだと思う。

お客様のお呼び出しです

ピン・ポン・パン・ボーン

いつも京都はさみ職人をご利用いただきありがとうございます。

先ほど(10/9)上の写真を送付頂いた東京都港区のお客様、至急サービスセンターまでお電話(090-7836-488)or LINEお願いします。

係よりお伝えすることがあります。

何を伝えるかというと、

「お名前と連絡先がなかったので、教えてください。」

です。

ピン・ポン・パン・ボーン

両櫛のハサミを考えてみる

こんにちは。オオタです。

ジャーニーさんの名言「You!やっちゃいなよ!」は墓標に刻みたい言葉です。

14目の両ぐしのセニングと出会いました。

動刃も静刃も櫛になっています。

以前、僕は両方櫛だから、「抜けが良い」と思っていました。

物理的に考えて、ハサミを閉じたとき、隙間が多いので、間違いなく抜けがいいと思っていました。

そんなの当たり前すぎる話だと思っていました。

でもね。

実際、多くの両方櫛刃のセニングを研いで、チェックして、、ってやっていると、そうでもないんです。

むしろ、
抜けの悪いものさえあります。
細身の両櫛とか、です。

でね。

「なんでだろう?」って考えました。

一番の大きな理由は、
物理的に・・だと思っています。

物理的に抜けがいいはずだ!と思っていたのが、

実は、

物理的に考えたら抜けが悪かった・・・ということです。

具体的には、
櫛刃の溝があることで
細い刃となってしまうため、力が伝わりにくくなると考えます。

この写真でいくと、
両櫛でなければ、黄色くらいの太い棒刃になります。
櫛刃になったため、赤の細さになってしまいます。

太いと力は伝わりやすいです。
細いと力が伝わりにくいです。

今のところ、これが一番の原因かと思っています。

ちなみにこの写真のハサミは太めで、両ぐし独特の繊細さは少なかったです。

もちろん、
刃付けの良し悪しも大いに関係します。

あと、「動刃の櫛と静刃の櫛がずれている」という、見てはいけないようなセニングもありますね。

使いたい役者

こんにちは。

オオタです。

たまに「先生」と言われることがあります。そういうのなんか違うし、その立場でもないので普通にオオタさんと呼んでほしいです。

が、

今日だけは「監督~」と呼んでほしいです。

半沢直樹が流行っているじゃないですか。

おもしろいし・・・その原因は香川照之さんだと思います。

 

あの名言「おしまい、DEATH」は香川さんのアイデアです。

ということで、

私が映画監督するとしたら、起用したい役者さんベスト3!

第一位:香川照之

 

理由は、勝手におもしろくしてくれるから。(笑)

役は、主役ではなく悪役の脇役で盛り上げてほしいです。

第二位:長澤まさみ

 

理由は、好きだから(^^)/ あと、役に徹してくれて、多少無茶なことを言ってもやってくれそう。

第3位:広瀬すずを入れたいところですが、友近!

 

おっちゃん。おばちゃん。ギャルもやってくれそう。

いろんな役、、全部をやってもらいたいです。あとCGで合成して(笑)

 

お客様への連絡です

ピン・ポン・パン・ボーン

いつも京都はさみ職人をご利用いただきありがとうございます。

先ほど(9/25)上の写真を送付頂いた滋賀県大津市のお客様、至急サービスセンターまでお電話(090-7836-488)or LINEお願いします。

係よりお伝えすることがあります。

何を伝えるかというと、

「お名前と連絡先がなかったので、教えてください。」

です。

ピン・ポン・パン・ボーン

指穴リング祭り・・はじまるよー。

こんにちは。オオタです。

「指穴リング祭り」します(^_-)-☆

一応、500件突破記念ということですが、実はもうすでに516件でして・・・汗

地元の秋祭りもコロナちゃんで中止ってことで、お祭りをやることにしました。

 

5.5インチのハサミを作りました。

こんにちは。オオタです。身長175cm。体重72kg。血液型O型。趣味は奥さん。

(^^)

どうですか。

趣味を奥さんと書くと、オオタ君イメージアップしますか(笑)

さてさて、

5.5インチのハサミを作りました。

というか、

どんどん出来あがっています。

どれも微妙に違います。

なんか違うなあと思い続け・・・試作品です。

自分でも良くわからなくなりつつあります(笑)

「こんなに作っちゃって・・・」

奥さんに怒られそうです。

マジ、どうする?


これから下は、ディープすぎるので、読まないほうがいいです。

一番左、全体のバランスはいい。よく切れるし。刃が強そうなのが気になる。もっと繊細見えて、実はよく切れるのがいいなあ。

左2。よく切れるのはいいんだけど、ハンドルがちょっと長くなったかな。このサイズのハサミは手と一体感が大切だと思っていて、切れるのはいいんだけど・・・

左3。まあ、これも良く切れるんだけど(笑)。ネジのちょい下のところがチョット気にいらない。でもいいかも。指掛を少し小さくしようかな。

左4。これも切れます。指掛を固定したんだけど。悪くはないよなあ。オーラが欲しい!

左5。もちろん切れます。幅を狭くしたやつ。あと指掛を少し削って、、実はそこが一番気に入ってる(笑)もうちょっと軽くできたら、理想形になるかな。

一番右。これは作りが雑だったから、アソビで自分好みに仕上げし直したやつ。よく切れて好きな鋼で、でも昔の鋼なので耐久性は弱いかな。5.5インチのハサミとしてはかなりバランスがいいと思っている。微妙な軽さもGOOD。刃と指穴の棒が微妙に曲がっているのが気に入らない。

悩みはつづく。

セニングとか大きいハサミとか、、、

北海道の奥野様へ

ピン

ポン

パン

ポーン

このはさみをご依頼いただきました北海道の奥野様。

至急お伝えしたいことがございます。

お電話いただければと思います。

090-7836-4889(オオタ)

 

ハサミの打ち合わせ

ハワイに行きたいなあ。

こんにちは。オオタです。

ハサミを作りたい!ってことになると、こんな設計図をつくります。

このハサミは、あるサロンさんのオリジナルセニングです。

オーナーさんも美容師さんなんですが、

自分で仕切ることなく、片腕のように信頼しているスタッフに任していらっしゃいます。

わたしはそのスタッフとやり取りをしているのですが、それだけ任されていたら、やる気満々ですよね。

すごいなあ。

そんな考え方がかっこいいですね。

さて、

設計図というとかっこいい数字が入っていそうですが、かなりのアナログです。

だいたい、

基本的なハサミをベースに、改善改良点を付け加えて、不明なところは確認しあって、少しづつ完成にむけて打ち合わせをします。

アナタのサロンでも、

オリジナルのシザー作っちゃいなよ!!!

 

7月15日詣で。

こんにちは。オオタです。

15日詣でに行ってきました。

いつもと、変わらない・・・いつもの15日詣でです。

(実はここ何年か、1日詣でと15日詣でを続けています)

ですが、

ちょっとだけ、変わっていたことがあります。

消火栓の工事をしていました。

それほど大きな工事ではないですが、前回と全く同じではなくて、少しだけ進化しているんだなあと思うと、ありがたやぁ~って感じです。

鍛造(たんぞう)って何か?

テレビではリモートで番組をやっていますね。

オンライン飲み会とか・・・普通の人もやるのかなあ。

さて

先日

「鍛造のハサミありますか?」って聞かれました。

私の答えなんですが、

「ありますよ。

 うちのハサミ

 全部鍛造です。」

でした。

ですが、

「えっ!(そんなはずはない!何かまちがっていませんか?)」

で・・・

話をよーく聞くと、

・(自分のハサミ)初め切れたけど、切れなくなった。

・あまり使っていないのに、毛が逃げて使いにくくなった。

・たぶん、鋼(V10)のせいだ!

・先生のはさみを借りたら、逃げなくてびっくり。

・先生のハサミは「鍛造」のハサミ

ということで、

鍛造(たんぞう)の話をさせて頂きます。

鍛造の鍛は「鍛(きた)える」です。

体を鍛えると鋼のような体になります。

鉄を鍛えることを鍛造と呼びます。

(ちなみに鉄を鍛えると、鋼です)

で。

鉄って実は、鍛えていないとブヨブヨなんです。

針金です。

硬いですけど、曲げようと思えば簡単に曲げることができます。

 

鉄を鍛えて鍛造になります。

針金状だと、硬いです。

例えば、針。ピアノ線。バネもそうです。

針なら、曲げるのも大変力が必要だし、ほどほどの力で曲げようとすると、反発します。

で・・

はさみなんですが、

毛を切る刃物なので、硬くないと使い物にならないです。

そのため、すべて鍛造品です。

 

誤解を恐れずに言えば、

中国製の安いハサミも鍛造品ですし、日本製のよく切れるハサミも鍛造品です。

(たまにそうでないのがありますが、それは例外です)

「毛」のような硬いものを切るハサミは鍛造品でないと、難しいです。

 

 

 

自己紹介2『ダイヤモンド研磨でハサミを研ぐ』

はさみ職人として具体的にどんな仕事をしているんですか?

その前にオオタサン?って - - - → これ押して

今回は自己紹介2です。

自己紹介1はこちらです。

ここからは、

より具体的に

理美容のハサミを

仕事に使っている方に

お話しします。

ツッコミ!

#お話って、書いているんでしょ!
#いやいや、書いているんじゃなくてキーボード打ってるしょ!

今回はハサミの刃付けについて。

「ところで、オオタさん、どんな研ぎするの?」

森七菜ちゃんに似ている美容師さんで

顏の割にディープなハサミの世界を求めている女子から

質問されたとします。

ツッコミ

#前置き長すぎな

森七菜さんはこのヒト。

そもそも

私は、ハサミの研ぎ専門店としてのスタートしました。

なので、

コダワリは

プロ級です。

っってプロなんですけど(笑)

一番のこだわりは、
ダイヤモンドをベースに自分自身の手の感覚で研磨を行うことです。
そして
個々のハサミが持つ個性を引き出し、
使う方が使いやすいようプロの道具しての最大限に個性を発揮させることです。
 
ですが、、、
これを簡単に表現すると、

『普通』です。

・?

・?

 

??ですか。

変なことや特別なことは、しない方がいいと思っています。

 

料理なら、素材のおいしさで勝負したいと思っています。

はさみなので、そのハサミの本来の良さを引き出すことが仕事だと思っています。

 

長く仕事をしていると、いろいろな話を耳にします。

「新しい研ぐ機械で研ぐといいから。ということでやってみたんだけど・・・」

もしかしたら、いくら機械が良くても、研ぎの分野ではまだまだ人間の感覚の足元にも及びません。

「なんか研ぎに出したら、

ハサミがおかしくなってきたんだけど、見てくれない?」

というハサミに出会うことがあります。

そういったハサミをみると

明らかに、オカシイです。

 

悪い意味での「オレ流」になっています。

例えば、

「(頼んでもいないのに)力を強くしておきました

このときは開閉が不自然で、すぐ切れなくなっていました。

また別のケースで、

「この研ぎはオレにしかやらない。特別な方法だ!」

このときは見た目が傷だらけで、切れる切れない以前の問題でした。

でも、オオタさん、HPにダイヤモンド研磨とか、書いていますよね。

確かにダイヤモンド、書いています。

確かにダイヤモンドって高価だし、それを使うのは特殊な方です。

ダイヤモンドって研ぐって、珍しいかもしれません。

ただ、研磨という大きい枠の中で言うとそれほど特殊でもないんです。

地球上で一番硬いものなので、硬さはダイヤが基準になっています。

 

かなり硬いもの(すごく硬い刃物とか。刃物の中でも理美容鋏はかなり硬いです)を磨こうとするとより硬い研磨剤が必要になるんです。

硬い方がよく切れるんです!

(研磨剤は「よく研磨できる」を「よく切れる」と表現します。)

(弱点は、高価なところです)

ハサミと同じで

切れがイマイチだと仕上がりもイマイチで

よく切れるといい仕事ができます。

 

ちなみに

一般的な研磨剤は、

青棒(あおぼう)と呼ばれている緑の研磨剤です。

(青なのに緑色です(笑))

酸化クロムとか、アルミナとか、っていうやつです。

(毒物ぽくってコワイです)

ダイヤよりもはるかに安いです。

コストパフォーマンスに優れているから、みんな使っていると思います。

良く拭き取っていない場合、緑の粉みたいなのが残っている場合があります。

この緑が研磨剤くずです。

じゃあ。

オオタサンも青棒にしちゃえば!

たしかに、値段のことを考えると使ってもいい気がします。

なぜ使わないか?

それはダイヤの方がスマートで、かっこいいからです(笑)

 

えー。そんな理由!?!

そうです。マジで・・・

だって、

ダイヤモンド砥石とダイヤモンドペースト

ですよ!

かっこいいじゃないですか。

もちろん、

研磨剤としては超一流です。

使いこなすのが難しいものを使いこなすというカッコよさもあります。

そして、使いこなしたら、それはそれはいい仕事をしてくれるのがいいです。

(なんせ、よく切れます)

 

逆にですよ。

 

「俺、青棒で研いでいるんですよ」

なんて、カッコ悪いじゃないですか。

m(__)m もうしわけございません。

青棒製造者様ならびに関係各社様、大変もうしわけございません。

オオタ少し調子にのってしまったかもしれません。

青棒もコストパフォーマンスに優れた研磨剤です。

その中でもいいものはすごくいいですし、そうでないものもありますが、素晴らしい研磨剤です。

ひとりのアホな鋏職人のひとりごととして、お見逃ししていただければ、、、お代官様お許しを

まあ、そんなもんです。

私はダイヤは理美容鋏の刃付けには最高だと思っています。

ただ、青棒もそれなりの使い方があります。

(ハンドルを磨くとかは◎ですね)

おおおっ

長文になってしまいました。

ここまでお付き合いくださって、ありがとうございます。

 

肝心のハサミづくりについて、長くなりすぎたので、また次回に。

 

 

石付きの指かけ

こんにちは

佐々木希のような美しい妻を持ち、

ハサミ業界のグルメ王こと・・・・オオタです。

アンジャッシュ

渡部さんの

ニュースを見て、

芸人さんって、

結婚しちゃダメな

職業じゃないか!

と思いました。

だって、

みんなから、好かれて、人気者になって、

そのために

トーク力とか、一生懸命努力して・・・

きっと、

売れない頃も、売れている今も、

どうやったら、人の心を鷲づかみで、人気者であり続けるか、ずーと考えているように人です。

売れたら、TVに出るんで、当然目立つわけで・・・

なんで、

仕事を頑張るほど、誘惑が多くなる職業ですよね。

向こうから来てしまうんだから、・・・大変な職業ですよね。

こんな指かけのハサミを研ぎましたって話です。

 

無印 40目メガネ

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