鋼材の話(コバルトスペシャル)

スペシャルな笑顔

武生特殊鋼というメーカーさんの商品です。

V金10号の上位の材料です。

上位だからっといって、

ハサミに適しているか?というと、わかりません。

感覚としては、

硬いです。

よく切れます。

が、

粘りが足りない気がします。

が!!!!

気のせいかもしれません。

というくらいの差だと思います。

実は、同じ鋼材でも、調理の仕方で変わってきます。

「調理???」って思った方!

いい?ですね。

ハサミの材料となる鋼材は、ピザと同じように窯で焼きます。

これを焼き入れって言います。

一度高温にしておくと、硬くなっていい感じの刃物になります。

焼いたら、冷やします。

茹でたソバを冷たい水で、冷やすして、締めるように、、、。

その後、

また少し温めます。

金属として、少し粘りがでます。

粘りがあると、折れにくいです。

刃全体が折れなくても、刃先の細いところとか、薄いところが折れないといいです。

「刃こぼれしにくい」ということになります。

どのくらいの温度で、

どのくらいの時間焼くのか?

さらにどのくらい冷やすのか?

また、どのくらい温めなおすのか?

奥が深すぎます、、、。

 

さて、

冒頭の写真ですが、

子供の笑顔は特別だよねぇ・・・・ってことで、

「スペシャル」つながりからのチョイスでした(笑)

じゃ。また!

鋼材の話(コバルト)

コバルトブルー

コバルトというと、

「コバルトブルー」とイメージする人も多いと思います。

それがハサミに入っている?

どういうことだ?

実は、コバルトブルーは、「アルミン酸コバルト」のことらしいです。

これを発明したのがヨーローッパの科学者です。

あまりに鮮やかな青が特徴で、絵の具とか、陶磁器とかに使われています。

さて、

ハサミの方ですが、

ハサミのコバルトが青か?

普通に銀色ですね。

もともとのコバルトの色は、銀色だそうです。

さてさて、

コバルトは、大きく2つの意味があります。

A.鉄にコバルトが入っている合金

B.コバルトにクロムが入っている合金

Aは、刃物としての合金です。

いわゆる最近の鋼の大半は、コバルトが入っています。

Bは、ステライトと言われています。ステライトと商標です。

錆びなくて、すり減りにくいのが特徴です。

刃物用のものは、タロナイトという商品名だそうです。

あるメーカーが純コバルトと表記していました。

Aと間違いやすいので、わかりやすいようにそう名付けのかもしれませんね。

動刃とは、

動刃の説明

上の写真では、下の刃。

動刃は、親指を入れる方の刃です。

理美容ハサミの開閉の基本は、

静刃を動かすことなく完璧に止めます。

動刃のみを動かせます。

つまり親指だけの動きで髪を切ります。

そうすると、まっすぐ切りことができます。

(「うちは正刃の方も動かして切るんだよ」というサロンもありましたが、珍しいケースです。)

直刃(チョクバ)とは、

直刃

まっすぐな刃線の刃を直刃といいます。

その仲間には、

刃中がえぐれているのが、鎌刃。

少し膨らんでいるのが、柳刃。

もっと、膨らんでいるのが、笹刃です。

開くと、こんな感じです。

直刃開いているところ
開いている直刃

まっすぐだと、毛が逃げにくいです。

ブラントカットやチョップカットなどがしやすいものです。

毛を切った感じは固めです。

 

なんか

オチがないけど、きっとそれは写真が真面目過ぎたからだと思います。

 

段刃(ダンバ)とは

段刃(ダンバ)

段刃(ダンバ)の段は、二段の段です。

刃全体が2段になっているような形の刃です。

別名二段刃とも、呼びます。

三段でも、三段刃とはいいません。

一般的に三段腹は、メタボです(笑)

金太郎飴を切るように、

ハサミの刃を切った断面図が、上の写真です。

ハマグリ刃がふっくらしているのに対して、段刃は平らです。

平らなの刃ということで、平刃(ひらば)と呼ぶこともあります。

刈り上げをするときに、動刃が櫛と平らに当たるので、ブレないというメリットがあります。

薄刃タイプのものが多いですね。

この図、清水さんに作っていただきました。とてもわかりやすいですね!

鋼材の話(V金10号)

ブイブイ言わせている女性

武生特殊鋼というメーカーさんの商品です。

HPによると、

————————————————–

いろいろな刃物にマッチした適応鋼種を選ぶ場合、要求される性能も多様化してきました。しかし、その基本となる条件は現在にいたっても何ら変わることはありません。
V金10号の高級ステンレス刃物鋼は、厳選された純度の高い原料鉄を用い、最高の精鋼技術で作られ、靱り強く、加工性、鍛造性にすぐれています。しかも有害不純物に起因する腐食性もなく、また耐摩耗性にすぐれた諸性質は弊社の「V鋼」刃物鋼シリーズの一大特徴となっています。

V金10号は上記の特徴を持つ原材料に種々の合金元素を添加して形成されています。
Cr 15%,, Mo 1%, Co1,5%を添加したことで、素地(マトリックス)を強化し、炭化物の脱落防止効果を一層高めています。
Vの添加によって組織を微細化すると共に、これらCr, Mo, Vの元素は硬い炭化物を多量に作るので、耐摩耗性は一段と向上し、刃物の永切れが持続します。
被削性は良好で刃研ぎが容易です。V金10号は高温焼き戻しでの二次効果が現れるので、約450℃までの表面コーティング処理を施すような刃物にも最適です。

C Cr Mo V Co
V金10号 1.0% 15,0% 1.0% 0.2% 1.5%

——————————————————

難しいですね。

これも素晴らしい鋼です。

今この鋼が使われているハサミも多いと思います。

この説明を読んで感じたのは、

「Vの添加によって組織を微細化する、、、、Cr, Mo, Vの元素は硬い炭化物を多量に作る」

という部分で、

Vの添加は微細化するんだ!と思いました。

Vというのは、バナジウムの元素記号ですね。

(見たことないですが、、)

(バナジウム水は飲んだことありますが、、)

(よくわからないですが、、)

(笑)

「これを混ぜると微細化する」という意味についてです。

普通に見ると、ハサミって鉄なんです。

でも、よーく見ると、

スポンジみたいに、スカスカしている(イメージ)です。

微細化は、このスカスカがより小さい感じになっている(イメージ)です。

そのため、すり減りにくくなります。

実際、砥石で研いでいて、なかなか減りません(笑)

大きい刃こぼれがあるハサミを研ぐときは、時間がかかりますね。

研いでいて、長切れする鋼なんだろうなあ、、、って感じます。

 

で、

最後に写真の説明です。

V10の関連ということで、、、

「ブイブイ言わせている女性」ということで、

Vつながりでした、、、今回は強引すぎたか?(笑)

 

じゃあ。また!

鋼材の話(V金1号)

右手がVの女性

V金1号とは、武生特殊鋼という、理美容のハサミ材料に強いメーカーさんの鋼です。

HPによると、
———————————————————-
刃物は古代より人が手にした最初の道具であり、生活に密着して今日にいたっています。しかし、切る対象が食物の場合、また刃物が人体に触れる種類のものである場合、刃物に「錆」が付着していては不快にも感じ、食物も美味しくいただくこともできないでしょう。
かくしてユーザーからの要求に応じて、ステンレス製の刃物が登場して久しく成りますが、当初は切れが悪いと悪評を買いました。そのわけは、刃物に適したステンレス鋼が無かったからです。
そのような不満を解消する刃物鋼として ”V金1号” が生まれました。V金1号は弊社の誇る数々の「ステンレス刃物鋼」シリーズの基本となる材質です。

不純物の少ない良質の原料を使用し、最新の製錬技術を駆使して鋼塊が作られます。組織は緻密で靱性が高く、火作り鍛造が良好、熱処理も容易で、しかも耐食性にすぐれたステンレス刃物鋼です。

V金1号で作った刃物は、 1) 硬い  2) ねばり強い  3) 摩耗しない  4) 錆びない
この刃物の4大条件を具備しています。

V金1号はC量を1.0%含有しているので素地には硬い1次および2次炭化物が共存しており、耐摩耗性に寄与しています。
14% Cr量を含有して耐食性や強度の向上に最大効果を発揮します。
MoはCrと共に硬い複炭化物を形成し、耐摩耗性の向上、ならびに耐食性の向上に大きく寄与します。
用途は、理美容鋏、厨房用包丁、食品工業用機械刃物等々、幅広い分野でご使用いただいております。

C Si Mn P S Cr W Mo V Ni Co
V金1号 0.95-1.05 0.5以下 0.5以下 0.03以下 0.03以下 13.0-15.0 – 0.2-0.4 – 0.25以下 –

————————————————————

素晴らしいです。

開発当時は、とても素晴らしい鋼だったと思います。

きっと理美容鋏の歴史に刻まれていると思います。

その後、いろいろな研究開発があったのでしょう。

今は、より硬くて、粘りがあって、摩耗しにくい鋼がでてきています。

 

で、

この写真のチョイスした理由ですが、

女性の右の腕がVの形だったから、、、

Vつながりです。

ピースのVサインではなくて、腕がVの写真のところがいいでしょ(笑)

 

じゃあ。また!

 

セニングとは、

セニングとは、すきばさみのことです。

毛をすいて、髪の毛の量を少なくします。

毛量の調整ってやつです。

毛流の調整というものあります。

クセのつよい毛にセニングを使って、クセを弱めます。

セニングには、正刃と逆刃があります。

これが正刃です。
正刃のセニング

詳しくは、正刃の説明をみてください。

これは、逆刃です。
逆刃のセニング
詳しくは、逆刃の説明をみてください。

□ハンドル

ハンドルはオフセットとメガネがあります。

□カット率

櫛刃の形状により、カット率が大きく変わります。

カット率は%で表します。カット率30%なら、100本の毛にセニングで切ると30本切れるという意味です。詳しくはカット率の説明をご覧ください。

□長さ(サイズ)

カットシザーには、いろいろな長さがありますが、セニングは限られます。

メインは6インチです。世の中の90%以上は6インチと考えてもいいと思います。

割合は、97%が6インチ、2%が5.0~5.5インチ、1%が6.5インチくらいのイメージです。

鋼材の話(ATS314)

このATS314というのは、ハサミの材料屋さんの商品名です。

理美容鋏で有名な会社さんです。

その鋼材の印象は、硬いです。

「カッチカチやで~」です。

よくセニングの裏側に、明朝体の文字で「ATS314」と彫られたものをよく見ます。

それらは、みな、この会社さんで作られた鋼を使ったハサミです。

ちなみにハサミの良し悪しは、

・鋼
・造り(刃付け以外)
・刃付け

で決まります。

どれかひとつ、飛び抜けて素晴らしくても他のものが悪ければ、悪いハサミになってしまいます。

それぞれバランスよいものは、良いハサミです。

鋼材の話(全鋼)

全鋼・着鋼

全鋼は、ゼンコウって読みます。

その意味は、「全て鋼です」という意味です。

わかりやすいですね。

 

でもね。

 

そうだとすると、いろいろと考えてしまいます。

「全て鋼じゃない、鋼ってあるんですか?」という疑問っが出てきますね。

 

そうなんです。

全てじゃない、鋼ってあるんです!

 

あります。

それが着鋼です。

サンドイッチみたいに鋼と鋼でないものをくっつけています。

着鋼の包丁とかありますね。

着鋼はサンドイッチ、全鋼は食パンみたいなものです。

 

ちなみに

今のハサミは、

ほぼすべて全鋼ですね。

静かにしている方の静刃とは、

静刃の説明

全然関係ない、一般人の方へ!

理美容のハサミは、指穴に親指と薬指を入れます。

(プロのハサミは親指と中指ではなく、親指と薬指で持つんです。)

そして、親指だけを動かして、薬指を動かさないで使います。

「え~、そんなことをしてたら、指がつりそー!」

って思うかもしれませんが、練習すれば出来るんです!(笑)

すべての理美容師さんは出来ますよ!

さてさて、

静刃は、薬指を入れる方の刃のことです。

写真の模様が入っている方は、動かさないで開閉をします。

まったく動かないで、ピタッと止まっているといい仕事ができるそうです。

ちなみに、もう一方は、動刃です。。

ハサミの切れ味(シュルシュル)

こんにちは

オオタです。

 

突然ですが、「しゅるしゅる」と切れるって、聞いたこと有りますか?

これは、

なかなかの難問でした。

しゅるしゅる

(写真は、シュワシュワです(笑))

お話を伺うと、

ドライで、

スライドカット風であまりスライドさせないで、

笹刃のハサミで、

優しく切り落としていくイメージでした。

普通にスライド用の刃付けにすると、

少し滑りすぎてしまうようでした。

ってことをラインの動画で教えてくれました!

練馬のゆうくん!ありがとう!

 

いろいろな切れ味の表現があるんだなあ、、、なんていう日々です。

じゃ。また。

1

鋼材の話(着鋼)

積層される

ちょっと雰囲気のある写真ですが、

恋の話、、、

ではなく、、

夜の営み、、、

ではなく、

ハサミの話です。(笑)

鋼材の話です。

昔、着鋼という鋼材がありました。

チャッコウって言います。

愛し合う男子と女子は、

自分にないものを求めて、

重なり合います。

↑↑↑↑↑少し哲学風。

愛し合う鋼材も、

自分にないものを求めて、

重なり合うんです!!!

さてさて、愛の話はおいておいて(笑)

まじめに行きます。

着鋼は、

柔らかい鉄と硬い鉄をくっつけています。

なぜ、

そうするかというと、

そのほうがいいことが多かったからです。

硬い鋼は、切るのに適しています。

柔らかい鉄は、加工しやすいです。

また、竹のようなしなりがあるので、良い点です。

単に硬いだけだと、折れやすいというデメリットを補ってくれます。

この硬い鋼と柔らかい鉄をくっつけた鋼がありました。

(最近は、ほとんど見ないです)

これを使ったハサミを着鋼のハサミと言います。

このくっつけるというのは、

日本刀の技術、、、

(もしかしたら、日本の包丁の技術、といったほうが正確かもれません。)

です。

昔のハサミです。

江戸時代から、明治時代になって、

ちょんまげを切ったのも着鋼のハサミだったと思います。

さて、着鋼のハサミの特徴は、

□錆びやすい。

かなり錆びやすかったようで、

油のつけものみたいにして保管していた人もいたようです。

□よくきれる。

研ぎたてなどは、スゴくよく切れれたという話を聞きます。

(私の印象としては、当時のハサミは8インチとか9インチとの大きいハサミで、その重みの勢いでよく切れると感じたんだと思っています。)

□すぐ切れなくなる。

営業終了後は、毎日、明日のためにハサミ研ぎです。

理容の新入社員は、日中は床掃除で、営業終了後はハサミ研ぎだったようです。

今、自分で研ぐ理美容師さんはほとんどいませんが、

昔の理容師さんは、すぐ切れなくなるので、ハサミも研いでいました。

ちなみに、当時、美容師さんは、ハサミは使わず、カミソリを使っていました。

ってことで、愛し合う男女の話でした(笑)

「正しい刃」と書くほうの、正刃(せいば)とは

正刃のセニング

ハサミで、セイバって聞くと、

 正刃 か 静刃 です。

セイバンって言うと、

セイバンランドセル

ランドセルです。

♪ ラララ、天使の羽です。(笑)

セイバーっていうと、

セイバー

きゃー誰か、あたしを助けてー・・・

浜の安全を守る、屈強な男子、ライフセイバーですね。

あと、

スターウォーズのライトセイバーも浮かびましたが、、、

やめておきます。

まじめに読んでくださっているアナタ、、、

期待に応えられず、ずびまぜん・・・m(__)m

さてさて、

正刃は、セニングのことです。

手にとったとき、クシ刃が上になるセニングのことです。

正刃のセニング

正刃の正を正しいと書きますが、

正しいか、どうかはわかりません。

正刃の反対は、逆刃です。

詳しくは、逆刃の記事を参考にしてください。

(まだ硬い文章かもしれませんが、、、(笑))

鋼材の話(超合金)

超合金

超合金といえば、

子供用のおもちゃのロボットです。

ちなみに、

マジンガーZは、

主人公の少年が小型飛行機に乗り込み、

マジンガーZ本体の頭に「ファイルだ~オン」で合体して動きます。

女子~、

ガンダムみたいなものです。

男子は合体が好きなんです。

さて、

ハサミの裏に「超合金」と彫ってあるものがあります。

昔のハサミに多い気がしています。

超合金の意味は、

いろいろな元素が、超~、入って合わさった金属という意味です。

ちなみに、

低合金というものもあります。

いくつかの元素がほどほど混ざった金属でしょう、、、!

今のハサミの材料はみな、この超合金ですね。

コバルトやら、モリブデンやら、パナジウムとか、、、いろいろ混ざって作られていますね。

その昔は、、、、

鉄+炭素でした。

不純物が混ざることを嫌い、

鉄を真っ赤になるまで熱くして、

鍛冶屋さんがハンマーでバンバン叩いていました。

叩くことで、不純物がなくなると聞いたことが有りますが、、、、

本当のところはさておき、

不純物はないが、いいことでした。

それと比べると、超合金なんて、邪道ですね。

とはいえ、

プロのハサミは、使用環境が厳しいです。

一日何回も動刃と静刃が擦れ合います。

何人もの髪の毛が切られます。

その髪の毛は、硬いです。

それが何日も続きます

逆に日本刀なんて、

動刃と静刃なんてないです。

人間を切る武器ですが、

実際に切ることは無かったでしょう。

一生に一度使う機会があったかどうか、、、

試し切りとか言って、藁人形とかきっていたんですかね。

話がそれました。

さて、

超合金と書かれているハサミの鋼の特徴ですが、

昔のハサミが多いです。

鋼としては硬いものが多いです。

それなりにいいものも多いとは思いますが、作りにバラつきを感じます。

さてさて、、、

要するに、

今のハサミは、みんな超合金です(^^)

鋼材の話(モリブデン鋼)

モリブデン鋼というのは、

理美容ハサミの歴史を語る上で、

決して欠かすことの出来ないヒカリというメーカーが使っているという鋼です。

ちょっと、大袈裟ですかね。

素晴らしいハサミをつくっているところです。

あまり、ほかでこのモリブデン鋼という言葉を聞きません。

某メーカーとしても良かったのですが、

それだと、「いさぎよさ」が無かったもので、メーカー名を出してみました。

いろいろ特徴があるとは思いますが、

私から見ると、

とても素直な鋼です。

言うことを聞いてくれるというので、加工という面からすれば、素晴らしい鋼材です。

いい子、いい子と頭をなでてあげたいです。

数十年前の、発売当時を推測すると、

他の鋼と比べると、硬めの鋼で、力強く切れました。

今のはやりの鋼と比べると、粘りが足りなく、あっさりとしている印象をうけます。

スライドカット

スライド

スマホを操作するとき、

指でスライドさせることがありますね。

特にパズドラをやると、スライドしまくりですね!

 

さてさて、

今回はそのスライドカットについてです。

 

美容師さんから

「上から下にスライドするときに、ハサミに多少の重みがあると、スライドさせやすい」

という声を聞きます。

 

この時のハサミは笹刃を使いことが多いです。

が、笹刃でなくてはいけないというわけではありません。

 

刃付けは、

毛にひっかからないような、

“切れないように”という刃付けのリクエストが多いです。

普通の柳刃でも刃付けを気をつければ、それほど違和感無く使えるようです。

 

?何がいいたいのか?

 

要するに、研ぐ人にスライドしやすいように研いでねって言えばそれだけでいいって話です。

 

 

ちょっと、

最近、時代を感じるのは、スライド用だけど滑らないように・・・というリクエストです。

これははさみ屋としては深いリクエストで、「スライド用ではなくて普通に研いでね」と伝えた方がいいかもしれません。

 

ストロークカット

ストローク

ハサミ屋的にドライカット、、、についてです。

美容師さん的にではなく、ハサミ屋的にです。

ドライカットとは、

乾いた毛をきることではありません。

くどいですが、ハサミ屋的にです(笑)

ハサミを動かしながら切るカット方法です。

なので、

ストロークカットはドライカットです。

ストローク(stroke)の意味は、

振り子の動きのような反復運動のひとつの動きのことを意味。

メトロノームもストロークしていますね。

ストロークカット用ハサミは、

細身の笹刃タイプが多いです。

さらに刃付けは、

毛にひっかからないような、

“切れないように”という刃付けのリクエストが多いです。

ハサミは笹刃を使いことが多いですが、

笹刃でなくてはいけないというわけではありません。

普通の柳刃でも刃付けを気をつければ、それほど違和感無く使えます、、、、

って言っている美容師さんは多いです。

たまに、ウェット、ドライ両方いける!というハサミもあります。

その根拠があいまいなものが多いので、確認しておく必要があると思います。

確かに上手な方が丁寧により神経を使って仕事をするのであれば、問題ありません。

そうでない場合は、ウエット専用、ドライ専用のはさみを持っていたほうが確実に使いやすいし、毛に対する負担も少ないです。

意外と知られていないのが、ハサミの材質です。

ハサミにも、硬いもの軟らかいものがあります。

髪の毛の中には、とても硬い毛もあり、使い方しだいでハサミが負けてしまうこともあります。

そんなことがないように、ドライで使うハサミは特に、硬いタイプの鋼材を使ったハサミが合っています。

鋼材の話(ステンレス)

鋼材と野菜

鋼材って、ハサミの材料のことです。

もう少し詳しく説明すると、

鉄のところの材料です。

カレーライスは、じゃがいも、人参、たまねぎが混ざっているように、

ハサミの鋼も、鉄の他にいろいろなものが混ざってできあがります。

その鋼材のひとつに、「ステンレス」があります。

そもそも、

ステンレスの意味って、ステン+レスです。

ステンがレスなんです。

ステン(錆びること)+レス(ない)という意味らしいです。

「え~!たまに錆びているハサミ見るけど、、、、」っていうアナタ!

いい観察眼を持っていますね。

いくらステンレスといえど、たまには錆びます(笑)でもほとんど錆びません。

錆びないように、「クロム」という元素が入っています。

まあ、カレーに入れる調味料みたいなものです。

クロームを入れると、錆びにくくなります。

さて、ハサミに戻ります。

いまから、40.50年前のハサミのハサミをみると、裏側に「ステンレス」と刻印されたハサミをみることがあります。

(ステンレスですが、多少さびてます(笑)

これが、ステンレスです。

が、

正確には、「刃物用ステンレス」です。

同じステンレスでも、

刃をつけて切れるハサミの材料のステンレスと台所で使われているステンレス流しのステンレスがあります。

その違いは、、、

炭素です。

クロームと同じように炭素を混ぜると、刃物になります。

正確には、炭素を混ぜると、硬い鉄になり、刃物として使えます。

さらに、

これに、

モリブデンとか、コバルトとか、、、いろいろ混ぜて、、、今風の鋼が出来上がるのです。

ハサミを研ぐvs包丁を研ぐ②

前回包丁の研ぎの話をしました。

——————————————————

包丁の刃は薄いほどよく切れる

だけど、薄いと力が入らないので、逆に切れない。


 

こんな話でした。

 

ハサミの研ぎですが、似ています。

ハサミも薄くて鋭い方が切れます。

でも、薄くて鋭いほど、すぐ切れなくなります。

恐ろしいほどすぐ切れなくなります。

2,3回開閉して切れなくなるくらいです。

 

よく聞く話で、

「ハサミを研いでもらったら、すごくよく切れるんだけど、すぐ切れなくなった」

このパターンです。

 

我々のハサミはプロの道具です。

毎日使う道具だからこそ、すごくよく切れるけど、それが長続きするというのが、いいハサミ研ぎになります。

 

それはどうやって、研ぐか?ってことですが、

鋭いけど、鋭すぎないようにして、

表の刃と裏の刃のバランス、

ネジのきつさ

ソリやヒネリの加減

など、多岐にわたって気を配るようにしています。

 

なーんて、カッコいいかも知れませんが、要するに感覚なんですけどね(笑)

じゃ。また!

ハサミを研ぐvs包丁を研ぐ①

包丁研ぎ

ハサミを研ぎの仕事をしていると、

「ハサミ以外も、研いでくれますか?」と聞かれます。

「ハサミ以外も、砥げますか?」と聞かれることもあります。

基本、プロ用の理美容のハサミ(トリミングも)以外は研ぎません。

理由は、おもしろくないから(笑)です。

さて、

写真は、ヨーロッパの包丁研ぎ?です。

ヨーロッパの刃物って、あまりよく切れません。

これは、刃についている、油や皮などのカスを取り除いているところです。

それだけで、全然切れなかったのが少し切れるようになるんです。

日本人の感覚だと、少しだけ切れるくらいです。

日本の包丁の場合は、全く違います。

まず、刃を薄く尖らせます。

薄ければ薄いほどよく切れます。

しかし、硬いものには弱くなり、力が入らないので逆に切りにくくなります。

その辺の加減が、研ぎの良し悪しとも関係してきます。

さらに、、、です。

砥石で

包丁の研ぎ目を細かくします。

ざらざらなものをツルツル、、ピカピカにします。

そうすることで、

抵抗なく、キレイに包丁が入っていくようになるからです。

よく切れる包丁は切断面がキレイで、

光の反射で食材が水々しく料理することができます。

では、ハサミ研ぎの場合はどうでしょうか?

つづく

ハサミの切れ味の表現方法

切れ味

塩をなめると、しょっぱい!

飴をなめると、あまい!

塩飴の場合は、あまじょっぱい!

調味料を口に入れると、味が違います。

しょっぱいものもあれば、甘いものもあります。

ハサミも同じです。

切った時、

スパッと切れることもあれば、

ぐにゃんっ、、と切れる切れるときもあります。

ハサミの切れ味の表現は、どうのようなものがあるでしょうか?

正解とか、いいとか、わるいとかはありません。

みなさん、自由に表現していますね。

□スパスパ切れる。

 一番多い表現です。
 なんのストレスもなく、スムーズに切れるイメージです。

□サクサク切れる

 この表現も多いです。
 これもスパスパと同じように、自分の思い通りに切れるイメージです。

□ザクザク切れる

 セニングの切れ味でこんな切れ方をするのもあります。
 カット率が比較的高めのものは、ザクザクと切れます。

 カットシザーの場合は、7インチなどのハサミで、力強くザクザク、、、と言った感じですかね。
 厚切りでも力強く、、、といった印象をうけます。

□スルスル切れる

 スライドカットしやすいように、、、スルスル、、、とか、
 スルスルしすぎない程度に、、、とか
 スライドカットで、毛を滑らせて切るときにこんな表現になるようです。

□シュルシュル切れる

 これもスライドカット用のはさみでのリクエストでした。
 すべるけど、切れる、、、みたいな
 表現は自由です(笑)

□カツカツ切れる。コツコツと切れる

 粘りのある鋼のハサミで、刃が鋭いとこのように切れます。
 カツカツ感が強いと、すぐ切れなくなる刃付けの可能性があります。

□パツンッ!と切れる

 まったく毛が逃げないような感じです。
 毛が逃げず、切った瞬間毛が飛び散るような、イメージです。

□チョキン!チョキン!と切れる

 かわいい表現ですね。
 これも毛が逃げないような感覚です。
 しっかりと毛を捉えて、切り落とすイメージです。

こういったことをハサミ屋さんに話すと、
聞く耳すら持たず理解しようしてくれないかもしれませんね。

ですが、
はさみに詳しい人だと、
きちんと話を聞いて、要望に応えてくれます。

それぞれ、刃付けや刃の形、材質や作りで微妙に変わることがわかるからです。

ただ、こういったことを海外の人に話すと、理解されないようです。

それだけ、日本人の感覚が細かいということなのでしょう。

鋏の産地の話(日本編②)

職人の背中

前回、日本全国にハサミメーカーがあるということを書きました。

全国にハサミメーカーがあるのですが、

ハサミの材料屋さんとなると、限定されてきます。

この材料というのは、

・ただの刃物としての鉄板

または、

・その鉄板をハサミの形に切ったもの

です。

このハサミの形に切ったものを更に、削りだして刃をつけて、磨き上げて切れるようにします。

で材料屋さんですが、

ざっくりと、

山形 新潟 福井 島根 岐阜 三重

の会社を耳にします。

それぞれの特徴は、、、なんて言うと、あまりにマニアックになりすぎるのでやめておきます。

ちなみに、

どんなに素晴らしい鋼を使っていても、

作りがいまいちの場合、全然切れません。

かと言って、

素晴らしい作りであっても、鋼がよくないと安っぽい切れ味になってしまいます。

では、なにで選べばいいんだ?

なんていう、質問が出そうですが、

材料もよくて、作りもよくて、、、アフターもいいものがいいです。

わかりにくいですが、それぞれバランスがいいものがいいと思います。

鋏の産地の話(日本編①)

日本地図

初めてお会いする方で、、

「オオタと申します。

 はさみ職人をしております」

というと、すごい喰い付いて来る方がいらっしゃいます。

刃物が好きな方です。

すると、

「ああ、関西では『大阪の堺』が有名ですよね。

 ハサミも有名なんですかね。」

なんて言われます。

日本には昔から刃物が有名な地域があります。

そのひとつが、「大阪の堺」

ほかに、「岐阜の関」「新潟の燕三条」です。

で、

ハサミは?

理美容のハサミは?

ってことになると、

バラバラです。

 

昔は、

刃物を作ろうとすると、

近くに鉄が取れる鉱山が必要でした。

(まあ、鉄が取れれば山でなくても、川でもいいです)

 

その鉄を溶かすための火が必要です。

炎

火を燃やし続けるために、木材とか石炭などの燃料が豊富でなくてはなりません。

(昔は、薪ですね。少し田舎なら森が近くになるだろうから、どこでもよかったのかも。)

 

さらに

刃物を締めるための、きれいな水があって、

(川が近くに流れているのが理想です)

 

 

砥石があって、、、

みたいな必要な要素が必要になります。

(いくら業務用とはいえ、すぐなくなんないから、行商の人から買っていたんですかね)

 

つまり、

いい刃物を作るには、鉄と燃料と水と砥石ってことになります。

今の日本なら、ネットで注文するれば、トラックで届けてくれます。

が、当時はトラックもなく、、、近くにないと成り立たない産業でした。

いまは、

日本国内なら、特に問題なく揃えることができるからでしょうか。

全国にハサミメーカーはあります。

鋏の産地の話(世界編)

世界のハサミ

世界の理美容の鋏はどこで作られているのだろうか?

ちなみに

世界的に有名な刃物の産地は、日本とドイツ。

では、理美容の鋏は?

日本に入って来ているハサミでは、

・ドイツ

・韓国

・中国

・台湾

・バングラディッシュ

・オーストラリア

・イタリア

などです。

ドイツのハサミでは、ヘンケルという名前のメーカーが有名です。

包丁とかカミソリとかもやっていて、日本に現地法人を構えて、きっちりと仕事していますね。

韓国のハサミは、最近のものは精度が良くなってきています。

日本と比べると、切れ味や精度は全然違いますが、見た感じはキレイです。

ブルーが好きな国柄なのか、ブルーのネジのものをよく見ます。

台湾のハサミは、中国より丁寧に作られているという印象です。

では、中国は、、、

雑な作りです。

作りを見ると、あまり切れるハサミを作ろう!という気持ちを感じません。

とはいえ、一時期よりは良くなってきています。

特に、きれいに磨け!といわれているか、気合の入った磨きを感じます。

世のハサミで、10000円くらいのものは、中国製かも。

ちなみに私共にも売り込みにいらっしゃいます。

そのときの価格はスゴく安いです。

あと、バングラディッシュ。

意外と知られていませんが、かなり刃物に力を入れていると思われます。

いろいろ調べると、

このバングラディッシュのある地域で刃物産業が盛んです。

そこは、

国境付近で、

戦争がよくあるところで、

その戦争のたびに国が変わるようなところです。

そのため、国に頼ることはせず、自分たち(自分たちの地域)で頑張る必要があるそうです。

その頑張りを刃物にしています。

アメリカや中国、アフリカまで、頑張っているようです。

作りの精度は、今のところ、いまいちです。

日本では難しいでしょうが、彼らのハングリーさは、すごいので将来はわかりません。

イタリアのハサミは、アートなものでした。

見栄えが工業製品というよりは、絵画のような味わいのあるものでした。

持ち主いわく「見た目で買ったけど、全然切れない。」らしいです。

オーストラリアのハサミっていうのは、大きかったです。

勝手な想像で、

オーストラリア=ひつじ みたいなイメージを感じるハサミでした。

最後に日本のハサミですが、

ぶっ飛んで、いいです!

トカゲと恐竜くらいの差があるかもしれません。

いや、

正確には、

トカゲとワニくらいの差かなあ・・・

同じ理美容ハサミという枠に入れてはいけないと感じるほど、いいですね。

小指掛け(脱着式・ネジ式)

ハンドルがメガネの指掛けは、ネジ式になっています。

そのため、

不要であれば、

ひねって取り外すことが可能です。

また、

使い込むと

そのネジが馬鹿になって、

簡単にとれてしまうようになります。

そんなときでも、

新しいものをとりつけると、取れにくくなります。

小指掛け、長さ

写真をみてください。

いろいろな大きさのものがあります。

真ん中のものがいわゆる「普通」です。

長いものはほとんど見かけませんが、

短いものを使っている方は、意外と多いです。

ちなみに、、、

指掛けで多いトラブルが、

「気がついたら、取れてしまった!どっかに行ってしまった!無くなった!」

です。

無くなったら、新しいものを買って取り付ければいいです。
(たぶん1000円くらいです)

が、

それも

面倒なので、

買うときに、溶接で動かないようにしてもらうといいです。

溶接でなくても、接着剤で固定してもらっても問題無いです。

ちなみに、

接着剤と言ってもいろいろあります。

実は、金属同士をくっつけるのは、かなり難しいです。

なので、

普通の瞬間接着剤なんかだと、一応くっつきますが、取れやすいです。

で、

更に

「それ用」のものがありまして、、、

使い方をひと工夫すると、取れにくくなります。

しかし、それでも道具を使えば、簡単に取れます。

で、、、

最近は、さらに強力な「それ用」のものがあります。

科学の進化!なめんなよ!レベルです(笑)

開発したひと、すごいです!!!

ってことで、

指掛けはいろいろなものがありますよ!

っていう話と、

接着剤もいろいろありますよ!

っていう話でした  (^^)

小指掛け(しょうしかけ)とは

小指掛け(しょうしかけ)

指掛けのことです。

小指をかけるところです。

赤ちゃん指をのせるところです。

ここに指をのせて、軽く力を入れると安定して鋏を持つことができます。

安定させてもつことができると、

狙ったところの毛を狙った通りに切ることが出来ます。

つまり思い通りに切れるようになります。

(当たり前ですが、、、)

意外と知られていないことですが

指掛けは無くてもいいです。

ない方が使いやすいという方もいます。

そういったケースは、指掛けをとりましょう。

上の写真の指掛けはネジタイプです。

指で掴んでねじってとります。

写真の下の方は、削ってとります。

これはハサミ屋さんに改造してもらいます。

ハサミのネジの良し悪しとは、

ハサミのネジの良し悪しですが、いろいろあります。

まず、

ネジである以上、

1.きちんと締まること!

当たり前ですね。

長く使っていると、緩みやすくなります。

悪いネジの場合、きちんと絞まらないということはほとんどありません。

が、早く緩みやすくなるものはあります。

次は、

2.アソビが少ない。

このアソビというのは、

自動車のアソビと同じ意味です。

ハンドルの場合なら、

ほんの少しハンドルをまわしても、曲がりません。

ブレーキだって、

少しだけ踏んでも、ブレーキを掛けられませんね。

この”少し”がアソビです。

車の場合はアソビがあるといいですが、

ハサミのネジの場合は、

アソビがあると、思うように動いてくれないので、

疲れます。

このハサミは、アソビが少なくて、いいです。

アソビが少ない

これはどうでしょうか?

すき間が広いですね。

アソビが大きい

PS.ピンク矢印は、蚊です。(^^)v

ハサミのネジの良し悪しとは、②

前回、良いネジは、

1.きちんと締まる(ゆるみにくい)

2.アソビが少ない

と書きました。

ハサミのネジの良し悪しとは

では、

アソビが大きいとどうなるのか?

こうなります。

アソビが大きいネジ

刃先を見てください。

開いていますね。

これは、ネジはきちんと締めています。

わざと、

刃先を開かせようとしました。

だから、開いています。

ですが、

アソビの少ないネジはこんなに開くことはないのです。

今回の写真は、

わざと刃先を開かせようとして、

そのようになりましたが、

通常使っているときは、このような状態になることはないですね。

しかし!

です。

ほんのわずかに

変な力が入って、

ほんのわずかに

刃先が開かないまでも、

開きそうになったとしたら、

どうでしょう?

そのときは、切れるけど、ひきちぎるように、切れない、、、、

となります。

つまり、

アソビが大きいと、

切れなくなるのが早いということになります。

もちろん、いい切れ味が安定しないということもありますね。

シザーなのか?シザースなのか?シザーズなのか?

ハサミを英語で、

scissors

と書きますね。

中学を卒業して何年もたちますが、

苦手な単語です(笑)

最後の”s”は、複数の”s”で、

「ハサミは刃が2つの重なりなので、

 複数の”s”がついているんですよ!」

と習った気がします。

で。

理美容のハサミって、

特に美容師さんの、

ベースカットに使うハサミって、

「しざー」って言うことが多いじゃないですか!

(私も言いますが、、、)

中には、

ちゃんと、

複数形の”s”をつけて、

シザースとか、

シザーズとか、

言う方もいます。

正確には、

なんて発音するのだろう?って思っていました。

で、

調べたら、

ちょうどいいHPがありました。

http://ja.forvo.com/word/scissors/#en

こちら。

複数の方が、

scissors

を発音してくれています。

よーく聞くと、

みなさん、

複数の”s”が

発音していました。

シザーズのひとも

シザースのひとも、

シザーを大きい声で、

最後のsは小さく言っていました。

どっちでも良さそうです。

ちなみに、

オオタに言う時は、

「しざー」もしくは、「はさみ」で言って頂けると、

きちんと聞き取ることができます。(笑)

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