鋼材の話(超合金)
2016.10.2 10:30
超合金といえば、
子供用のおもちゃのロボットです。
ちなみに、
マジンガーZは、
主人公の少年が小型飛行機に乗り込み、
マジンガーZ本体の頭に「ファイルだ~オン」で合体して動きます。
女子~、
ガンダムみたいなものです。
男子は合体が好きなんです。
さて、
ハサミの裏に「超合金」と彫ってあるものがあります。
昔のハサミに多い気がしています。
超合金の意味は、
いろいろな元素が、超~、入って合わさった金属という意味です。
ちなみに、
低合金というものもあります。
いくつかの元素がほどほど混ざった金属でしょう、、、!
今のハサミの材料はみな、この超合金ですね。
コバルトやら、モリブデンやら、パナジウムとか、、、いろいろ混ざって作られていますね。
その昔は、、、、
鉄+炭素でした。
不純物が混ざることを嫌い、
鉄を真っ赤になるまで熱くして、
鍛冶屋さんがハンマーでバンバン叩いていました。
叩くことで、不純物がなくなると聞いたことが有りますが、、、、
本当のところはさておき、
不純物はないが、いいことでした。
それと比べると、超合金なんて、邪道ですね。
とはいえ、
プロのハサミは、使用環境が厳しいです。
一日何回も動刃と静刃が擦れ合います。
何人もの髪の毛が切られます。
その髪の毛は、硬いです。
それが何日も続きます
逆に日本刀なんて、
動刃と静刃なんてないです。
人間を切る武器ですが、
実際に切ることは無かったでしょう。
一生に一度使う機会があったかどうか、、、
試し切りとか言って、藁人形とかきっていたんですかね。
話がそれました。
さて、
超合金と書かれているハサミの鋼の特徴ですが、
昔のハサミが多いです。
鋼としては硬いものが多いです。
それなりにいいものも多いとは思いますが、作りにバラつきを感じます。
さてさて、、、
要するに、
今のハサミは、みんな超合金です(^^)