鋼材の話(モリブデン鋼)

モリブデン鋼というのは、

理美容ハサミの歴史を語る上で、

決して欠かすことの出来ないヒカリというメーカーが使っているという鋼です。

ちょっと、大袈裟ですかね。

素晴らしいハサミをつくっているところです。

あまり、ほかでこのモリブデン鋼という言葉を聞きません。

某メーカーとしても良かったのですが、

それだと、「いさぎよさ」が無かったもので、メーカー名を出してみました。

いろいろ特徴があるとは思いますが、

私から見ると、

とても素直な鋼です。

言うことを聞いてくれるというので、加工という面からすれば、素晴らしい鋼材です。

いい子、いい子と頭をなでてあげたいです。

数十年前の、発売当時を推測すると、

他の鋼と比べると、硬めの鋼で、力強く切れました。

今のはやりの鋼と比べると、粘りが足りなく、あっさりとしている印象をうけます。

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