鋼材の話(コバルト)
2016.10.8 15:03
コバルトというと、
「コバルトブルー」とイメージする人も多いと思います。
それがハサミに入っている?
どういうことだ?
実は、コバルトブルーは、「アルミン酸コバルト」のことらしいです。
これを発明したのがヨーローッパの科学者です。
あまりに鮮やかな青が特徴で、絵の具とか、陶磁器とかに使われています。
さて、
ハサミの方ですが、
ハサミのコバルトが青か?
普通に銀色ですね。
もともとのコバルトの色は、銀色だそうです。
さてさて、
コバルトは、大きく2つの意味があります。
A.鉄にコバルトが入っている合金
B.コバルトにクロムが入っている合金
Aは、刃物としての合金です。
いわゆる最近の鋼の大半は、コバルトが入っています。
Bは、ステライトと言われています。ステライトと商標です。
錆びなくて、すり減りにくいのが特徴です。
刃物用のものは、タロナイトという商品名だそうです。
あるメーカーが純コバルトと表記していました。
Aと間違いやすいので、わかりやすいようにそう名付けのかもしれませんね。