理美ハサミの「裏スキ」とは

今日も暑かったね。

こんにちは。オオタです。

ちなみに、

今日、朝昼とごはんを食べないんで、ぜんぜん暑くないです(笑)

元気でないけど。

ファスティングです。

さて、

理美容鋏の裏スキとは、この赤の部分です。

凹んでいる部分です。

これって、わざとグラインダーで削っています。

なぜ、

こんなことをするかというと、

その理由は3つ。

1.開閉がしやすい

2.力がある

3.研いで切れ味が復活する

 

これから先はすごくディープに語ります。

こういう内容は同業者のひとがみているんだろうなあ・・・って思いながら、僕の意見を書きますね。

 

1.開閉しやすい

これは、裏スキがない状態を考えてみるとわかりやすいです。

もしくは、裏スキがなくなるくらい研ぎこんでいるハサミを思い浮かべてほしいです。

開閉がネチネチします。

開閉が重くなったりします。

これは裏刃が広がることで、開閉時の動刃と静刃が触れる面積が大きくなるのが原因です。

その反対です。

動刃と静刃の触れ合う面積が小さくなることで摩擦が少なくなり、変な違和感がなくなります。

なので、プロのハサミ屋さん!裏刃は細い方がいいですよ~。

あと、某メーカーでベアリングが入っていて、裏スキがない?平らなハサミがありますね。

あれ、意外と開閉が不自由でないことが多いんですが、それでも??と感じることがあります。

 

2.力がある

これはコピー用紙をイメージしてほしいです。

平らだと、だらんと垂れ曲がります。

裏スキっぽく、曲げると、だらんとならないです。

これは硬い鋼でも同じことです。

まっ平だと、弱くて、裏スキがあると強いです。

また、浅い裏スキよりも深い裏スキの方が強いです。

3.研いで切れ味が復活する

裏スキがないと、研いで・・・・というより、研ぎにくくて仕方がないです。

これは、上の1と同じで摩擦の関係です。

やたら時間がかかってしまいます。

シャープな切れ味にさせるには、裏スキがあるといいです。

 

って、ことで裏スキ(ひぞこ)の話でした。

ちなみに、

ハサミのほかの刃物にも裏スキ(裏スキと呼ぶかどうかわかりませんが)あります。

例えば、出刃包丁なんかは、はっきりとわかるように裏側が凹んでいます。

ノミやカンナも凹んでいる部分があります。

昔ながらの使い捨てでないカミソリもありますね。

 

って、

ことで、

こんな暑い時期にオリンピックやるなんて、・・・

そのうち、アラブの王国でもやったりするのかな?

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