日本刀焼入れとハサミ②
2016.11.23 18:13
日本刀の刀鍛冶の話の続きです。
前回と比べて、刀が赤くなっているのがわかるでしょうか?
日本刀の原型は熱で赤く、火の色のようになっています。
このとき、どのくらい赤くなっているか、、、
これが一子相伝の秘伝中の秘伝です。
そんな重要な技術なのに、写真まで撮らさせてもらえるなんて、、、月山先生太っ腹です。
ちなみに
刀の本によると、
春の真夜中の三日月の色とか、、、そんな詩的な表現で伝えられるそうです。
しろうとの私たちが見てもよくわかりませんが、とにかく赤くなるまで熱して、
このあと一気に水で冷やします。
次回はその辺を紹介させてもらいます。
ちなみに日本刀に限らず、
刃物というのはこういった流れで、
鉄から刃物にします。
つまり、
鉄を赤くなるまで熱して、一気に冷やす。
安い刃物は粗悪な鉄(不純物がたくさん)なのでしっかりとできませんが、
この日本刀に使われる鉄は、
玉鋼(たまはがね)といって、不純物の少ない鉄とのことです。
それを10キロ用意して、、、
鍛錬ということで、より純度を高めて、、、
最終的には1キロになるそうです。
まあ、ハサミも意外と、、、日本刀に劣らずいい鋼だと思っています(^^)
じゃ。また!