ハサミの切れ味の表現方法
2016.9.28 11:09
塩をなめると、しょっぱい!
飴をなめると、あまい!
塩飴の場合は、あまじょっぱい!
調味料を口に入れると、味が違います。
しょっぱいものもあれば、甘いものもあります。
ハサミも同じです。
切った時、
スパッと切れることもあれば、
ぐにゃんっ、、と切れる切れるときもあります。
ハサミの切れ味の表現は、どうのようなものがあるでしょうか?
正解とか、いいとか、わるいとかはありません。
みなさん、自由に表現していますね。
□スパスパ切れる。
一番多い表現です。
なんのストレスもなく、スムーズに切れるイメージです。
□サクサク切れる
この表現も多いです。
これもスパスパと同じように、自分の思い通りに切れるイメージです。
□ザクザク切れる
セニングの切れ味でこんな切れ方をするのもあります。
カット率が比較的高めのものは、ザクザクと切れます。
カットシザーの場合は、7インチなどのハサミで、力強くザクザク、、、と言った感じですかね。
厚切りでも力強く、、、といった印象をうけます。
□スルスル切れる
スライドカットしやすいように、、、スルスル、、、とか、
スルスルしすぎない程度に、、、とか
スライドカットで、毛を滑らせて切るときにこんな表現になるようです。
□シュルシュル切れる
これもスライドカット用のはさみでのリクエストでした。
すべるけど、切れる、、、みたいな
表現は自由です(笑)
□カツカツ切れる。コツコツと切れる
粘りのある鋼のハサミで、刃が鋭いとこのように切れます。
カツカツ感が強いと、すぐ切れなくなる刃付けの可能性があります。
□パツンッ!と切れる
まったく毛が逃げないような感じです。
毛が逃げず、切った瞬間毛が飛び散るような、イメージです。
□チョキン!チョキン!と切れる
かわいい表現ですね。
これも毛が逃げないような感覚です。
しっかりと毛を捉えて、切り落とすイメージです。
こういったことをハサミ屋さんに話すと、
聞く耳すら持たず理解しようしてくれないかもしれませんね。
ですが、
はさみに詳しい人だと、
きちんと話を聞いて、要望に応えてくれます。
それぞれ、刃付けや刃の形、材質や作りで微妙に変わることがわかるからです。
ただ、こういったことを海外の人に話すと、理解されないようです。
それだけ、日本人の感覚が細かいということなのでしょう。