ソリについて②
2017.9.23 17:57
「じぃじ。ばぁば。
ビィータ(小型電子ゲーム)かって!」
親に言っても、
おこられるだけで・・・
夏休み、ジジババにおねだりした結果、見事にゲット!!!
の父、オオタです。
ちなみに、マインクラフトをやりたいそうです。
さ、
て、
今回もソリの話です。
前回の記事がなぜか、好評で、申しすこし詳しく説明してほしいとのことです。
な、
の、
で、
今回は、写真入り!イラスト入り!でわかりやすく説明します(笑)
まずは、ソリの説明から。
こうやってハサミをみて、動刃と静刃の隙間があります。
動刃も静刃も反っているので、隙間が見えるのです。
イラストだと、こんな感じですかね(笑)
かなり大袈裟ですけど。
で、
私たちはさみ職人がこのソリをチェックするのは、こんな感じでやります。
わかりますかね?
平らな板の上にハサミをのせて、その隙間の状態をチェックします。
イラストでデフォルメすると、こんな感じです。
(刃先が板についていないのが気になりますが、気にしないでください。)
このソリが大きいと力強く切れますが、すぐ切れなくなるとか、、
ソリがないと、毛が折れるように切れなくなるとか・・・いろいろとあります。
ちなみにこのイラストのように、
刃先が浮いているような状態だと、毛をつかむことができないので、刃先が切れないです。
で。
よくあるのがこんなソリの状態です。
これだと、刃元から刃中までは切れるけど、、、刃先が切れないという症状です。
いくら研いでも切れるようになりません。
これはハンマーで叩いて、調整します。
ちゅっとやりすぎると折れてしまうものです。
ちなみにこの隙間って、ごくわずかな隙間で、1mm以下です。
なかなか見慣れないとわかりにくいです。
で。
例えば、
「買うときにソリをチェックしたいんだけど、どうすればいいですか?」
という質問があったとします。
正解は、
「専門家がハサミを分解して、チェックする」です。
普通の人だ見てもわかりませんし、
そのまま組んである状態でしたら、専門家が見てもわからないかもしれません。
そのくらい繊細なハサミです。
てっことで、
なんだかんだ言って、
栗色ゆるふあは嫌いじゃないtって話でした(笑)
じゃ。また!