ストロークカット
2016.9.30 10:06
ハサミ屋的にドライカット、、、についてです。
美容師さん的にではなく、ハサミ屋的にです。
ドライカットとは、
乾いた毛をきることではありません。
くどいですが、ハサミ屋的にです(笑)
ハサミを動かしながら切るカット方法です。
なので、
ストロークカットはドライカットです。
ストローク(stroke)の意味は、
振り子の動きのような反復運動のひとつの動きのことを意味。
メトロノームもストロークしていますね。
ストロークカット用ハサミは、
細身の笹刃タイプが多いです。
さらに刃付けは、
毛にひっかからないような、
“切れないように”という刃付けのリクエストが多いです。
ハサミは笹刃を使いことが多いですが、
笹刃でなくてはいけないというわけではありません。
普通の柳刃でも刃付けを気をつければ、それほど違和感無く使えます、、、、
って言っている美容師さんは多いです。
たまに、ウェット、ドライ両方いける!というハサミもあります。
その根拠があいまいなものが多いので、確認しておく必要があると思います。
確かに上手な方が丁寧により神経を使って仕事をするのであれば、問題ありません。
そうでない場合は、ウエット専用、ドライ専用のはさみを持っていたほうが確実に使いやすいし、毛に対する負担も少ないです。
意外と知られていないのが、ハサミの材質です。
ハサミにも、硬いもの軟らかいものがあります。
髪の毛の中には、とても硬い毛もあり、使い方しだいでハサミが負けてしまうこともあります。
そんなことがないように、ドライで使うハサミは特に、硬いタイプの鋼材を使ったハサミが合っています。