シザーズテキスト、刃の角度
2018.5.20 15:35
いきなりですが!
例えばですが!
こういうポーズをとる女子がいたとします。
オオタくん(精神年齢:中2)が
「うんこ!ブリブリ!」
と言ったとします。
で、
ほぼ100%
「オオタくん、サイテー!」
「何言ってんの、信じられなーい!」
みたいなことを言われます。
で
も
ね。
こういうポーズでつっこまれると、
嫌い
じゃない!
好きになっちゃいますね!
男性のみなさーん。
わかりますよね!この感覚!
(オレ、Mなのかなあ)
このブログは男性向けに書いています(笑)
(または、アソビ心がわかる人に書いてます)
改めまして、オオタです。
こんにちは
はさみ職人をしております(^_-)-☆
今回は、
たぶんあまり聞いたことがない話だと思います。
ちょっと難しいかもしれません。
詳しい説明は、今度会っときにでも・・・(きっといつか会いますよ)
前回のハサミを切ったところの図の続きです。
前回を見てなければ、一応見ておいてください。
(こちらシザーステキスト、切れるしくみ)
鈍角(どんかく)の刃の場合です。
まず、刃の角度が鈍角というのは、赤い線のところです。
鋭角(えいかく)の反対ですね。
鋭くないというか・・・。
より鈍角だとこんな感じになります。
厚いというか・・・
それぞれのハサミに会う刃の角度というのがあるんです。
なので何を基準に鈍角か、鋭角かというと、そのハサミにとって会う角度ということなんです。
それだとわかりにくいかもしれませんね。
大体45度くらいが普通の角度と言われています。
その45度というのが、この絵の角度です。先端のところです。
この絵の場合だと60度くらいですかね。
この角度が鈍角だと、重い切れ味になりがちです。
力を入れて切る感じです。
サクサクっ!ではなく、バツ・バツっていう感じです。
文房具バサミとか
裁ちばさみとかも鈍角の刃付けです。
町の金物やさんに研いでもらうと、500円から1000円で研いでくれると思いますが、豹変して戻ってくると思います。
ほぼこんな感じになりますね。
切った感じが重くて、手が痛くなるでしょうね。
やはり硬い毛を切るときは、鋭い鋭角の刃付けの方がいいですね。
サクサクとよく切れます。
でもね・・・
たまに
鋭い刃がいい!
鋭ければ鋭いほどいい!
カミソリみたいなのがいい!
っていう人がいます。
残念なことに、ハサミやさんにもいますね。
鋭い刃は、一見、良さそうにも感じてしまうのですが、実はあまりよくないです。
↑すごく大事です!
その理由は、こうなるからです。
反ってしまいます。
先の方が反対側に反ってしまうのです。
この状態を専門的には「刃がめくれている」「返り刃がでている」と言います。
指や爪でさわると、引っかかる感じがします。
切った感じもひっかかる感じです。
感性が高い人は、「引きちぎっているかんじがする」と言いますね。
毛の切断面が白くなったり、パサつきが多くなったり、枝毛ができやすかったり・・・
セニングでこうなってしまうと、特に毛をいためやすくなります。
セットするとき、あれ???と思うことないですかね。
研ぎたてなのに、白くなるとか?
買ったばかりなのに、パサつきが多いとか?
感性の高い女性のお客さんで「セニング使わないで・・・」というのはこの可能性がありますね。
正直、私自身研いでいて、これはヒドイ!というハサミも少なくないです。
長くなってきました。
ってことで、ハサミは上手な人に研いでもらおう!って話でした(笑)
じゃ。
また。