オールマイティなシザータイプ
2016.7.19 16:04
オールマイティなハサミを探している美容師さん向けに書かさせていただきます。
一応、オールマイティの確認です。
あなたが、
入店したての新人さんだろうが、
キャリア30年のベテランであろうが、関係ありません。
どんな仕事をハサミにしてもらうか?って話です。
ここで言う、オールマイティとは、ってことですが、
もしかしたら、
私の言葉の使い方が間違っている可能性もあるので、
念のための確認です。
・ブラントカット
毛を引き出して、ハサミを横に入れるハサミの使い方です。
・チョップカット
毛を引き出して、縦に入れるハサミの使い方です。
・スライドカット
毛に対して削るように開閉をしながらハサミを使います。
・ストロークカット
ハサミを振って使います
・刈り上げとか、、
どんな説明をしたらいいか、
わからなくなりましたが、
まあ、刈り上げです。短くするやつです(笑)
これらのカットを
ドライの状態でも、ウエットの状態でも使用するハサミです。
これ1丁で全部行ける!っていう使い方です。
ハサミの場合、
1本、2本と数えてもいいのですが、
正式には、1丁(いっちょう)、2丁(にちょう)って数えます。
ちなみに、プロの料理人の包丁も、1丁2丁と数えるそうです。
さて、
元に戻ります。
オールマイティのハサミ選びのポイントは、
・ドライ対策
と
・刈り上げ対策
です。
□ドライ対策
トライ対策というのは、
硬い髪の毛対策と言ってもいいと思います。
たまに、毛量が多くて、硬くて、
毛に対してハサミが負けてしまう、、、なんてことがあります。
なぜ、負けてしまうかというと、2つ原因があります。
・鋼が柔らかい
理由はなんとなくわかりますかね。
刃付けも関係しますが、髪の毛が束になると、かなり硬いです。
硬い毛って、手に刺さりますよね。
硬い鋼の方がいいです。
・非力
これは作りが関係します。
ソリとヒネリですね。この2つが強いと力が強いです。
これを見分けるのは、難しいです。
何度か研ぐと、すぐ切れなくなるハサミっていうのがあるんですが、、、
僕は繊細なハサミって表現しています。
中国のハサミとか、繊細ですね。
日本のメーカーもありますね。
「非力なハサミメーカーはこちら」
なんて書きたいですけど、
営業妨害ですね。
訴えられたら、泣いちゃうんで、やめておきます(笑)
当店のハサミは、非力なハサミは販売しておりません。
理由は、
ぶっちゃけ、
切れないからです。
メンテナンスで、
研ぎ専門店の自分が研いで、
「オオタさんから買ったハサミ、切れない」なんて言われたら、
シャレにならないからです。
そんなのトラウマになって立ち直れない・・・。
□刈り上げ対策
刈り上げで困るのは、
毛が逃げるしまって、
まっすぐ切れないことです。
毛が滑るとも言いますね。
なぜ、毛が逃げるかというと、切れないからです。
研ぐと治ります。
が、
すぐ切れなくなり、毛が逃げるようになるハサミもあります。
それは、笹刃。笹刃は毛が滑るので不向きです。
R刃、カーブとも言いますが、これも不向きです。
あと、
小さいハサミです。
眉カットのハサミとか、
髪の毛のカットに使うと、、
(実際に使うことはないとは思いますが、使ったとして)
毛が逃げますよね。
大きいハサミでも毛が逃げるときがあります。
それは、刃元を使うと毛が逃げますね。
使うところで、
毛が逃げやすかったり、
そうでなかったりするのって、わかりますか?
実際に手元の自分のハサミを見てください。
刃先、刃中、刃元を切り比べてみてください。
すると、
普通の場合は、
刃元が、、、毛が逃げます。
というか、
きちんと動刃と静刃で毛を挟まないので、
毛がにげるのは当たり前って感じかと思います。
超ー刃元なんて(この表現でいいんでしょうか?)
物理的に無理ですね。
刃先に行くほど毛が逃げにくいです。
ということは、刃先が長いほど、、、
つまり、
5インチよりも7インチの方が毛が逃げにくい、→刈り上げしやすい
ということになります。
でも、7インチだと、手に余る、、、でかすぎる、、、
それなら、
真ん中で、、、
ってことです。
基本は6インチです!
ということで、ご質問を随時受け付けております。
さて、
あなたは、
a.男子?
b.女子?
c.ハーフ?