なぜ刃先が切れなくなるか?

刃先

まずは、刃先の説明から。

と言っても、

「常識っしょ!」

という声が聞こえてきそうです。

刃の先端。

先っちょです。

または、ハサミの刃のネジから遠いところです。

刃先の特徴として、

1.刃元に比べて、繊細に切れる。
2.刃元に比べて、よく切れない
3.刃先に行くほど、毛が切るときすべりにくい。

ということがあります。

なぜ、刃元に比べて、刃先が切れなくなるのが早いのでしょう?

「刃先を良く使うので、刃先が良く切れなくなる。」

と言う話があります。

やはり使う立場の方からすれば、

「良く使う=消耗が激しい」ということになるかと思います。

確かにそういった一面もあります。

例えば、

刃先がよく切れないというハサミでは、

刃先に小さな刃こぼれがあることが多いです。

何かの拍子で、

刃こぼれをさせてしまったのだと思います。

例えば、

・コームをかんだ!

・シザーケースで隣のハサミにぶつけた!

・開いたまま台に置いた!

・硬いホコリやゴミのついた毛を切った

などです。

逆に、

とてもキレイにつかったとします。

ハサミの構造を考えたとき、

同じようにダメージを受ければ、

刃元や刃中より、

刃先が切れないのです。

刃先のほうが力が伝わりにくいからです。

「てこの原理」です。

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