超微粒子鋼とは、何ですか?
質問:ハサミ屋の営業さんが「このハサミは超微粒子鋼だからいい」と言っていました。
何がいいのでしょうか。
回答:超微粒子鋼とか、粉末鋼といった刻印されたハサミを見ることがあります。
僕もよくわからなかったので、調べてみました。
微粒子とか粉末とか・・・ホントに細かい粉状を意味しているようです。
細かい鉄粉を型に入れて、圧力を加え、押し固め、加熱してつくります。
これを「フンマツヤキン」と呼ぶそうです。
漢字では「粉末冶金」と書きます。粉末のチキンでなく、ヤキンです。
ポイントは、鉄粉と一緒に炭素や銅・ニッケル・モリブデン・マンガン、コバルトとかを混ぜあわせるのです。
それぞれの分量で、硬いものとか柔らかいものとか、いろいろな鉄の特徴を作ります。
理美容のハサミの鋼であれば、
・硬くて ・粘りがあり ・錆びにくいといい鋼ですね。
ということで、ご質問にもどります。
「超微粒子鋼はいいか?」
くどい回答としては、
粉末冶金という技術を使ってつくった鋼としての、微粒子鋼は、いろいろな金属を混ぜあわせハサミに最適な特徴を考えられて作られた鋼と言えます。
とはいえ、他の鋼はダメなのか?というと、そうとも言えない面もあります。
ちなみには、僕はスキです。