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鋼材を基準にハサミを選ぶ

では、問題です!

鋼材(こうざい)って、何?

5秒以内でお答えください。

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↑視力検査に見えてしまったアナタ!

ゼロ(0)がオー(o)見えたら、顕微鏡の目を持つ人間2.0です!

 

さて

鋼材とは、ハガネの材料のことです。

実は「鉄」と言っても、いろんな鉄があります。

料理みたいなもので、

水に塩を入れるとしょっぱくなります。

さらにしょう油を入れるとしょっぱくなります。色も変わりますね。味も変わります。

さらに砂糖を入れると、あまじょっぱくなりますね。

さらに塩を入れると・・・さらにしょっぱくなります。

さらに塩を入れると・・・・ちょーーーしょっぱくなります。

塩を入れる量で味が変わります。

 

こんな感じで、

はさみは鉄ベースになっています。

これに「炭素」が加わると炭素鋼(たんそこう)と言われる「刃物」になります。

炭素が加わることで「硬い」という特徴が加わります。

たくさん炭素を加えすぎると「硬いけど、もろい」という特徴になります。

さらに「クローム」が加わるとステンレス炭素鋼になります。「さびない刃物」です。

クロームが加わることで「さびない」という特徴が加わります。

たくさんクロームを加えると「さびないけど、柔らかく」なります。

つまり、

鉄に何をどの程度入れるか?

これで特徴が決まります。

 

さらに

「コバルト」は耐摩耗性の向上

「モリブデン」は焼き入れの向上など

と言われてます。

 

実はこの配合を決めて混ぜたあと・・・

「料理」をする必要があります。

「料理」というのは、「焼き入れ」です。

パンなら、200℃で15分焼くとか、、その前に常温発酵で30分とか

鋼なら800℃まで赤らめて10分、水で一気に冷まして、ゆっくり1時間落ち着かせて、そのあと400℃で60分再加熱をして・・・みたいなことをします(正確には鋼の会社の社外秘ノウハウなのです)

で、

この焼き入れがうまくいくときと、そうでないときがあったり・・・

だから、同じハサミでも作った時期によって違いができるのです。

ワインみたいですね(笑)

 

さて、どの鋼材がいいのでしょうか?

 

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