わたしがハサミに求めること。
2020.10.22 16:11
わたしがハサミに求めること。
自分がはさみ職人である以上、
「切れる。」にこだわっていると思う。
こだわってしまうというか、まず第一に考えてしまうことだと思う。
この「切れる。」と言う意味はいろいろある。
(ちょっと、説明しにくいけど)
まずは、鋼材を活かす刃付け。
同じ銀色の鉄でも、
私から見ると全然違う。
爽やか君には爽やかに。
エレガントさんには爽やかではなく、エレガントな刃付けにする。
そうすることでハサミ本来の良さを引き出す。
そうすると、よく切れるのだ!!!
逆にそうしないと、切れるんだけど、何かが違う、、、というよく切れる(笑)
そして、もう1つ。
誰がどうやって使うかだ!
厳密言えば、
同じ髪を切る仕事なのに
理容師と美容師は求めるところが違う。
更に初級者とベテランでも違う。
なので、切れると言う感覚がそれぞれ違ったりする。
それをピンポイントで合わせていくのが、他の人には出来ない、私の、私らしい仕事なんだと思う。