KERRY Blender8.0-23-50
トリマーさんが使われているでかいセニングです。
8インチくらいでしょうか。
こういったハサミは、どうなのでしょうか?
使い手ではなく、ハサミ屋目線でコメントさせて頂きます。
KERRY Blender8.0-23-50を研ぎました
ハサミDATA
- 刃
- くし刃:23目
棒刃:はまぐり刃、柳刃 - ネジ
- 半出っ張りタイプ
- ハンドル
- シンプルなオフセット
はさみ職人's EYE
今回研がさせて頂いたのは、8インチくらいの大きなセニングです。
カット率が多く、トリマーさんは「ブレンダー」って言ってるやつです。
大半は7インチですが、今回はそれよりも一回り大きいタイプです。
切れる切れないで言うと、一般的に小さいハサミほど、よく切れます。
この理由は「テコの原理」で、刃先より刃元の方がよく切れるからです。
長いハサミをイメージしてみるといいのですが、
刃先よりも刃元の方がパワフルによく切れます。
ということは、
長いよりは、短いほどよく切れます。
ただし!
使い勝手という見方でいうと、短いハサミがいいということでもないです。
これについては、現場の使っている技術者の方にまかせるとして、、、
よく聞くのは、長い方が一度に切れる量が多いので仕事が早くなるとか、
長い分、ちょっと距離を置いてカットができるので、全体像を把握しやすいとか、
重くなるけど、その分パワフルに使えるとか、、、です。
一長一短なので、使いやすければそれが◎です!
重量バランスは、刃先が重かったです。
これはハサミを地面と水平に使おうとすると、重く感じますね。
しかし、刃先を地面に向けてカットするには、いいバランスです。
どうやってハサミを使うか?それによって良し悪しが変わってきますね。
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