日本刀焼入れとハサミ⑤
2016.11.24 18:20
刀鍛冶レポート最後です。
見学させもらった月山先生ありがとうございました。(^_^)
まず、
左の靴が見えるひとは、普通の見学者です。
その横、
写真上部に見えるハンマーがあります。
これは、鍛錬するときに使うハンマーです。
それぞれの重さや大きさが違って、
各自が使いやすいものを使うそうです。
そして、
刀。
泥がまだついています。
よーく見て欲しいのは、泥が波を打っている点です。
これはわざと波の模様に泥を塗っていました。
切れ刃の方をうすく泥を塗り、峰側を厚く泥をぬります。
最後に、
刀の下にあるのは水槽です。
この作業に使う専用の水槽です。
下の方に、
鯉が泳いでいました・・・・うそです。
なめたら、泥水でした(笑)
日本等はこの後、
泥をとり
荒磨き、荒研ぎをします。
その後、
名入れをします。
名入れというのは、この刀に私が造りましたという、彫刻です。
名前や龍の模様とか、梵字とかが入っていました。
そして、
研師へ出され、きれいに刃付けがされます。
理美容のハサミの研師はよく切れうように刃付けをしますが、、、
日本刀の研師は、よりキレイに見えるように研ぎます。
ハサミの研師は、実用重視です。
日本刀は、切れ味無視、もちろん永切れなんて全く関係なしです。
見た目が全てです。
この時点で、売り物になるようです。
が、
さらに、
手にもつところや、
刀をしまう鞘を作って、、、完成となります。
ちなみに、
この先生の日本刀は、
横綱の白鵬のリクエストで「日本の心」として、
後援会からプレゼントされたそうです。