鋼材の話(粘り)
2016.10.18 16:09
こんにちは
今回は粘りの話です。
硬い鋼でも、粘りがあります。
「しなり」同じような意味です。
例えば、
日本刀は粘りがあるのでいいので、刃物としては優秀です。
粘りがあると刃こぼれが少ないです。
永切れします。
粘りというのは、
針金で、
手で折り曲げようとして何度も曲げると折れますが、
すぐ折れるのが粘りがなくて、
なかなか折れないのが粘りがあります。
消しゴムでいえば、
白の消しゴムは粘りがあって、
砂消しゴムは粘りがありません。
ボールで言えば、
ゴムのスーパーボールは粘りがあって、
どろ団子のボールは粘りが無いです。
なんとなく、わかったようなわからないような、、、感じですが、続けます(笑)
ハサミの場合、全体的に硬いので、粘りなんて関係ないようです。
しかし、
刃というのは、鋭くて指で触れると切れそうな感じです。
この先端に粘りがあると永切れします。
粘りがないと刃こぼれします。
ハサミは、開閉のたびに、動刃と静刃がケンカするような構造です。
そのため、粘りがないとすぐ切れなくなりやすいものです。
じゃ。また!