NARUTO 31目逆刃オフセット
ネジについて⑧
今回は、ナルトのオリジナルカチカチ出っ張りネジです。
意外な方向へ話は進みました↓
NARUTO 31目逆刃オフセットを研ぎました
ハサミDATA
- 刃
- 31W目 はまぐり刃 直刃 逆刃
- ネジ
- ナルトのオリジナルカチカチ出っ張りネジ
- ハンドル
- シンプルなオフセット
はさみ職人's EYE
これはハイネッタ(ナルト)オリジナルのネジです。
ゆるみにくいです。
が!ハサミの構造的に緩みやすいです。
正確に表現すると、ねじだけに注目すると緩みにくいです。
しかし、ハイネッタの構造(動刃と静刃の間のパッキンがはいっていて、刃と刃がわざとケンカするような構造)ため、開閉で刃がなじみやすいです。
なじむとオブラートに包んで表現しましたが、包む前は「すり減りやすい」ので、その分緩んだ状態になりやすいです。
その構造は悪いわけではなく、良いところだと思います。実際それで支持されていますね。
ちなみにこのネジ・・・50年使っているとかハサミを拝見しますが、ほとんど悪くなっているものはないです。(少しはあります)
精度良く作られているんでしょうね。
当時の職人さんの匠の技に頭がさがります。
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このハサミ、
研ぐ方、研ぎたてを使う時、要注意です。
もしかしたら、同業の方が読んでいらっしゃるかもしれませんね。
(というか、ほとんどそうなのかもと思ったり・・・)
刃を鋭くし過ぎだと、かなりの確率で刃と刃がケンカして閉じなくなります。
特に刃元は要注意です。
使う方へ、できるだけ長く慣らしをした方がいいです。できたら、1か月とか・・・。押切をすると刃と刃がケンカします。閉じなくなります。それでも無理に閉じると、櫛刃のV溝が折れます。実際そんなはさみが多いです。
研ぐ人へ、刃元はちょっとやりすぎくらい、刃を殺した方がいいです。押切の人だとトラブルの元になりがちです。
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