bmac 539C
研ぎに出すタイミングとして「毛が逃げて切れない」というのがあります。
毛が逃げるということは、ハサミとしてどういうことなのでしょうか?
bmac 539Cを研ぎました
ハサミDATA
- 刃
- はまぐり刃 柳刃
- ネジ
- 埋め込みタイプ
- ハンドル
- ラクダ オフセット
はさみ職人's EYE
今回ハサミの研ぎの依頼をうけ、気になった点が2つありました。
そのひとつは、「毛が逃げる」とは関係ないですが刃先。
閉じた状態でもこのように刃先だけ閉じきらなかったです。
当たり前ですが、この場合、閉じきらないところで毛をつまみます。
タイミングが合わなければ、毛を引っ張ってしまいますね。
もうひとつは、毛が逃げる原因のひとつ。
写真はこちら。
わかりますか?
横から見て写真をとりました。
動刃と静刃が離れいます。
この状態だと、
毛が折れるようにして切れなかったり、
毛を掴む力がないので、毛が逃げるようになります。
対策として、ネジをキツめにすることをオススメします。
この状態でもネジを締めると少しは良くなるかもしれません。
しかし、ネジがゆるいことで静刃と動刃が荒れているので、・・・・(2、3回の開閉でも大ダメージです)研いだほうがいいです。
このハサミは構造的にネジが緩いと切れ味に関係しがちです。
できるだけキツ目がおすすめです。
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