父へ
2018.1.23 14:54
こんにちは
オオタです。
今日1/23は1/12着のハサミから研がさせて頂きます。
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父が死んじゃいました。
他界したとか、そんな言葉でやんわり伝えるのが大人というものです。
が、
自分の父親となると、
あまりに近い存在なので、他界なんていう言葉は遠すぎます。
死にました。
80歳です。
前日まで元気でした。
何か病気を持っていて、薬を飲んでいて、、、というわけではありませんでした。
ヒザが痛くて、コシが痛くてとか、風呂上がりに心臓がバクバクいうとか、、そんなことはありましたが。
とにかく医者がキライで、若い頃は自分で歯の治療をしたそうで、、、歯に普通の傷薬オロナイン軟膏を塗ったとか、、、ウケます。
医者からは、不明だけど、脳というよりは心臓のほうじゃないかなと言われました。
病院行って精密検査とか受けると、もう少し長く生きたと思います。
大きな病気もしたことがなかったしね。内臓は元気でした。
でも、まあ、医者嫌いだし、しょうがないですね。
「医者に行くんだったら、死んだ方がマシだ」みたいなひとでしたから。
もし、30代とか、40代だったら突然死ってことになると思いますが、80歳なんで、突然だったけど、天寿をまっとうしたと思っています。
悲しいけどね。
振り返ると、僕にとっての父は、単にうるさいオヤジでした。
子供のころから、「勉強しろ。本を読め。大学に行け!」とよく言われました。
言われるたびに、怒りとか反発とか、、、そんな感じでした。
そういう父の本を読んでいるところを見たこともないし、勉強なんて想像もつかない。
本人は長野の高校を卒業して社会に出たんですが、学歴コンプレックスみたいなのがあったのかもしれませんね。なので息子には大学に行ってほしいと思っていたのかも。
(何となく、洗脳されたオオタ少年は、大学に行きましたが。)
〇〇しろ!
と自分のことは置いておいて、偉そうに言うのが家族には不評でした(笑)
特に母親や妹とは反発は大きいものでした。
会えばケンカみたいな、、、状態で。
僕にとっても反面教師でした。
が、ここ数年は、父のそんな行動も理解できるようになってきたように思います。
いろいろと問題のある父でしたが、僕にとっては唯一の存在で。
孫たちにはいつも遊んでくれて、やさしくて好評でした。
通夜の時も号泣している孫を見て、義母が「私も死んだら、あのくらい泣いてくれるといいんだけど」とうらやましがるほどでした。
父はとても手先が器用な人でした。
我が家の神棚も父に作ってもらいました。
今、こうして、ハサミ屋として、はさみ職人としてやってこれたのは、父からDNAが関係しているんだと思います。感謝です。
数日前元気だった人が心臓が止まって、冷たくなって、焼かれて、骨になって、、
そうなったら、魂はどこに行くんでしょうか?
まあ、もし会って話す機会があっても、話すことはないですけどね。
いざっていうときは背中を押してもらいたいし、いい感じの守護霊になって見守ってほしいです(笑)
身勝手かな。
まあ、死んでも、どっかで元気にいてほしいですね(笑)