「毛が白くなる」のはハサミが切れないから。
2018.1.10 8:33
こんにちは
オオタです。
好きなラーメンは天下一品の濃厚ラーメン、
濃厚スープ→ライス→濃厚スープの順番で食べます。
ちなみに天下一品のスープの特徴は、シチューみたいに濃厚!ってことです。
本日1/10は12/25着の堺市の美容師さんのハサミから研がさせて頂きます。
(堺の美容師さんとメモの写真は関係ありません)
写真のお手紙ですが、
「カットをすると、白くなる」とのことです。
もしかしたら、同じように悩んでいる美容師さんもいらっしゃるかもしれません。
ハサミの専門家としてコメントさせて頂きます。
まず、
実際に毛を切ってみました。
全く切れません。
毛は切れずに折れてしまいます。
重症です。
ハサミの状態としては、
文房具バサミのように、かなり鈍角な刃付けがされていて、それを無理無理に使っていた状態でした。
かわいそうな状態です。
こういうハサミを使い続けると、使い手の美容師さんとしてはかなりダメージを受けていると思います。
普通に切ろうとしたら、かなり押切をしないと切れません。
キレイにカットするとかしないとかいうレベルではなくて、毛を切るためにどれだけ力を入れることができるか、、、みたいな世界です。
押切のクセがあるの場合、ハサミに傷ができます。
実際、
今回のハサミは、押切のクセの傷がハサミにはっきりついていました。
それも、かなり深いです。
手とか肩とか痛くなって、つらいんじゃないかな・・・。
変に力を入れなくても、軽く開閉するだけで普通に切れるんですよ!
って伝えたいです。
切れないと何度も開閉するし、真っすぐ切れないものですが、
切れるハサミだと、上手にカットできますよ!
とはいえ、
このお手紙に書いてある「過去10年くらい、刃をほぼ削らない方法で、、、」というのも、、、。
結構削られてしまっているような刃の状態に見えました。
どう判断するかは、いろいろとあるので正解はないのかもしれませんね。
今回を機に、楽しく仕事ができるようになればいいなあと祈っております。