研ぎ実績

KERRY Blender18目を研ぎました。

KERRY Blender18目を研ぎました。を研ぎました

ハサミDATA

棒刃は笹刃のハマグリ刃。
櫛刃は18目のフラット。
カット率は、50%~80%です。
ここで断定すると、いろいろと問題がでそうなので、あいまいにしています。
ネジ
半分埋込の半分出っ張りのネジです。
ひっかかりにくく、自分で締めることができるのがいい点です。
ハンドル
シンプルなオフセットです。

はさみ職人's EYE

ブレンダーって何?

トリマーさんが使うカット率の高いセニングのことです。

が、

何人かの

トリマーさんに聞くと、

大きく答えが2つあります。

①東光舎(ハサミメーカー)のカット率の高いセニング。

②メーカー問わず、カット率の高いセニング。

※東光舎のハサミは、プードル、ニワトリ、ジョーウェルなどのブランドで販売されています。

どちらも

カット率が高いセニングですね。

私としては

どちらでもいいんですが、

正確には①でしょうね。

ちなみに

今回のハサミは

KERRYというブランドでしたが、

東光舎のハサミと全く一緒です。

もしかしたら、

東光舎のKERRYというブランドなのかもしれません。

②は

ブレンダー風とか、

ブレンダーみたいなとか、そうことになりますかね。

で、

このセニング、

トリミング業界としては、

ひとつの大きな流れを作ったハサミです。

スピードカットとか言うのでしょうか。

それはカット率が高いので、

このセニングをメインに使って、

カット時間の短縮ということです。

高価なハサミのようですが、

一頭にかかるカットの時間を短縮できれば、

経営的にはありがたいハサミですね。

で、

ハサミとしてはどうなの?

ということですが、

よく聞くのが

「切れない」

「毛が折れる」

「毛を引きちぎっている」

「研いでも切れるようにならない」

といったことです。

 

実際に

そのようなものもよく見ます。

「研ぎに出したら、

余計切れなくなって、

どうしていいのか、わかりません。

見てもらえないですか?」

などです。

実は

このセニングは、

ちょっと特殊なので、

研ぐのにちょっとしたテクニックが必要です。

なので、

研ぎに出すときは、

セニングが上手な方に出すのをおすすめします。

また、

すぐ切れなくなるというのも、

研ぎの技術が未熟ということです。

このような

ちょっと

特殊なタイプは、

研磨の技術力の差が出やすいですね。

「毛をひっぱる」なんていうのはその典型的な不十分な研ぎです。

使用するにあたって

ひとつ注意事項としては、

「ほかのセニングと比べて、切れなくなるのが早い」です。

極端に早いということはありませんが、比較的切れなくなりやすいです。

スピード重視のためのハサミなので、よく切れるような状態を保ちたいものです。

 

 

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