facky-mos 6インチメガネ
「オオタさん、研ぎたくないハサミってあるんですか?」
と言われれば、そんなにないです。
でもね、
ネジが外れないというのは、キライです!
facky-mos 6インチメガネを研ぎました
ハサミDATA
- 刃
- 段刃の柳刃。
鋼材はステライト - ネジ
- ネジがフタで隠されています。
中には、小さなマイナスネジ。
ネジを緩めたり締めたりするのは、写真のように蓋を壊さないとできません。 - ハンドル
- 柄が細めのメガネです。
はさみ職人's EYE
このハサミを研ぐには2通りあります。
ひとつは、ネジを外さず組んだまま研ぐ方法。
本来はネジを外してばらして研ぐので、十分な研磨ができませんが、それなりに切れるようになります。
2つ目は、今回のようにネジのフタをこわして、ネジを外して研ぐ方法。
ちなみにメーカーさんに戻しても、一度壊してネジを外して研いでいるようです。
ネジにドリルのあとがあります。
メーカーさんでは、新しいフタを取り付けていますが、当店ではできません。
ちなみに、
余程大変なことなのか、メーカーさんはこのハサミの修理を受け付けなくなったそうです。
「そんなことがあってもいいのか?」と持ち主の方がおっしゃっていました。
バブルの頃のハサミなので、とりあえず発売後10年以上は対応していたということで、ある程度メーカーの責任は果たしとも言えなくもないですね。
でも、ハサミだから、、、と考えると微妙です。
今回の「フタ」は最強に硬かったです。
普通は小さい穴を1つ開けて、そこに釣り針みたいなものをひっかけて取るのですが、今回はそれが通用しませんでした。
接着剤で止めてあったようで、、、固いのは当たり前です。
ハサミも壊す覚悟で挑んだ結果、何とかばらして研ぐことができました。
2つ目の穴を明けても取れなかったときは、泣きそうでした。
はさみ職人泣かせのハサミです(笑)
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