裏すき(ウラスキ)
刃の内側のへこみのこと。
下の写真では赤のところ。
この部分を作るのに「裏をすく」「ウラスキをする」という言い方をします。
ハサミの良し悪しが決まる重要なポイントのひとつです。
裏スキのメリット
- 刃の強度を上がる。(刃先まで力が伝わりやすい)
- 開閉がスムーズになる。
- 研いで切れ味が復活しやすくなる。
刃線にあわせて、ひねるように深く入っているのが、いいものです。
いい刃物というのは、ぱっと見て、直線で出来ているようですが、まっすぐなところはなく、曲線で作られています。曲線や凹みを入れることによって強度をより保っているのです。
一本ものの刃物(高級な包丁・のみ・かんな・彫刻刀)などにも、ウラスキはあります。
ちなみに我が家の普通の包丁にはありません。出刃包丁にはあります。
「ヒゾコ」と言われることもあるようです。
更に詳しくはこちら、裏スキ詳細