AcroleafWIDE ミズタニ 17目
今回のセニング、かわいいですね。
かわいいお嬢ちゃんを利用して、イメージアップを狙っているわけじゃないですよ。笑。
じゃ、何でこの写真を選んだんだと言う話は置いておいて、はじめます!
今回のセニングは、ミズタニさんのHPによると、
「髪の毛を削らず閉じるだけのかんたんスライドを可能にしたスライド専用」だそうです。
素晴らしい!
ですが、
今回のお客様からの研ぎの依頼は
「刃を入れた時、毛がひっかかる。」ということでした。
それって、どういうこと?って話です。
AcroleafWIDE ミズタニ 17目を研ぎました
ハサミDATA
- 刃
- 櫛刃:17目 棒刃:はまぐり刃 笹刃
- ネジ
- 埋め込みタイプ
- ハンドル
- 3Dメガネ
はさみ職人's EYE
ちょっと刃が重め、ハンドル軽めのバランスです。
上から下へという動きには、使いやすいバランスですね。
豪快なクシバですが、カット率は、それほど・・・です。
マークがこちらにあるから、表はこっちかな?
微妙にハンドルがひねられています。
さて本題です。
HPの説明を詳しく見てみます。
AcroleafWIDE:スルスルすべる なめらかスライド
髪の毛を削らず閉じるだけのかんたんスライドを可能にしたスライド専用のシリーズです。神経質にスライドカットをする必要がなくなりました。逃がしながら切るので髪の毛のキューティクルを削らず傷めません。
AcroleafWIDE M-25(カット率15~25%):ナナメ25%、ヨコ15%と入れる角度に寄ってカット率が変わる
スルスル滑るというのは、笹刃の形状の特徴です。
このハサミも笹刃です。
棒刃もしかり、
クシバも笹刃です。
今回のお客様からの研ぎの依頼は
「刃を入れた時、毛がひっかかる。」ということでした。
ひっかかるというのは、キューティクルを傷めている可能性がありますね。
これって、なんでか?というと、
刃が荒れていたり、刃こぼれがあったりするとひっかかります。
このセニングはわかりにくい方ですが、
ひっかかる=刃こぼれあり
と考えてもいいです。
セニングを入れて、ひっかかるようであれば、切れ毛の原因になっているので、早めに研いであげてください。
もし、研いだばかりなのに、ひっかかるということであれば、問題は根深いです。
研ぐ人の技術力の問題かも(要するに未熟な技術力)。
セニング自体の問題かもしれません。(買い替え貯金開始)
メーカーHPの最後の、横に入れたときと、斜めにいれたときのカット率が違うというのは、笹刃のセニングの特徴です。それだけ毛が逃げやすい刃の形状だということです。
ということで、今日はこれまで!仕事を休んで花見へ行こう!
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