研ぎ実績

ACRO CROSSOVER ミズタニ 6.2

「滑らかに切りたいのに、思うように切れない。なめらかに切れるようにしてください。」

こんなリクエストをいただくことがあります。

今回もそのようなリクエストでした。

どういった状態だと、滑らかさに欠けるのか?その辺のお話を・・・

後半へ続く!

 

っとその前に、

水谷さんのHPには、こんな感じの商品説明がありました。

 
CROSSOVER:ハンドルはあなた好みで選べる2タイプ。
メガネシザーのようなフリー感が得られる大きいハンドルと、メンズカットに最適で程よいホールド感が得られる小さいハンドルの2種類をご用意しました。客層やカットスタイルなど、あなたにあったハンドルタイプをお選びください。
ACRO COSSOVERCR-1.2:理容と美容を織り交ぜた「ACRO COSSOVER」はメンズスタイルの刈り上げの際に重要な“安定感”と、様々なカットシーンに対応する“操作性”を両立させています。ナノパウダーメタルによる鋭い刃付けで、枝毛の予防はもちろんメンズの太い髪にバツグンの耐久性を示しています。刃渡りが0.2インチ長く、美容シザーの取り回しの良さと「シザー・オーバー・コーム」などメンズカットにおける使いやすさをプラス。手元に近い重心バランスにすることでシザーの“ふらつき”を防止して安定したカットと疲労を低減します。
 

ACRO CROSSOVER ミズタニ 6.2を研ぎました

ハサミDATA

はまぐり刃 太めの笹刃
ネジ
埋め込みタイプ
ハンドル
3Dオフセット

はさみ職人's EYE

ネジの周りをふっくらさせることで、中心ができるというか、安定感を感じさせます。

太めで

刃元がえぐれている笹刃ですね。

笹刃は柔らかく切れるのがいい点です。

毛が滑るのでスライドカット専用にしている方は多いです。

ハンドルは立体的ですね。

今回のテーマ

滑らかに切りたいのに、思うように切れない

いくつかの原因がありますが、多いのは刃こぼれ。

やっと目に見えるくらいの小さな刃こぼれでも、ハサミの開閉で気になるものです。

(素人の方なら、気にならないとは思います)

(あと、がさつな人も。笑。)

 

で、

このハサミは元々刃が鋭いです。

鋭いと毛に刺さる感じで、よく切れるのでそのようにしているかと思います。

 

ただ、

いい面もあれば、それでない面もあります。

 

そうでない面、それは刃が弱くなりがちということです。

刃が弱いと、硬いものを切ったときに刃こぼれしたり、切れなくなるのが早くなったりしがちです。

このハサミがどうの、、、というわけではなく、どのハサミでも鋭すぎるとよく切れるけど、すぐ切れなくなるものです。

反対に鈍い(刃が鋭くない)と、そもそも切れない!

 

ということで、

なめらかに切れないときは、刃が荒れていたり、刃こぼれしていたりしている可能性があるので、研いでよくさせます。

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