研ぎ実績

HENCKELS Fadra K-2-65B

2022・12・27

最近好きな言葉は「二重窓」。

二重窓だとあったかいんだって。

いいなあ・・・うちは寒い!

 

さて

ヘンケルスのコーティングの話です。

 

HENCKELS Fadra K-2-65Bを研ぎました

ハサミDATA

段刃 柳刃
ネジ
出っ張りタイプ
ハンドル
シンプルなオフセット

はさみ職人's EYE

ヘンケルスというメーカーのハサミです。

裏側にファドラ(Fadra)とローマ字で書かれているんですが、これがハサミの名前だと思います。

知らんけど。笑。

金のコーティング、、、

お金持ちになれそうですね。

今回はこのコーティングについて

とその前に

このヘンケルスというメーカーは、ドイツです。

実はドイツの刃物って、世界で有名です。

ドイツのゾーリンゲン地方の刃物が有名です。

今でこそ、日本のハサミは世界一ですが、昔は違いました。

たぶん、戦後の経済成長とともに日本の刃物も良くなったんだと思います。

その前は、ドイツです。

なんで、おじいちゃんおばあちゃんのいう「この刃物はゾーリンゲンだから」は、

「この刃物、メッチャ高価で、めっちゃよく切れるんやで~」と受け取ってください。

実際は今の日本製の方がよく切れますが、お年寄りを立てて「うん、うん」と聞いて上げてください。笑。

そうそう。

このヘンケルス。

日本撤退という話を聞きました。ほんとかな・・・

このヘンケルスの特徴は、鋼です。

やはり日本にはない感じの鋼で、僕の印象は「乾いた感じで切れる。どちらかというと摩耗しやすい。」です。

摩耗しやすいと言っても、すぐ切れなくなるということはなくて、比較すると微妙に切れなくなるのが早くなるといった感じです。(それより下手な研ぎの方が早く切れなくなります)

あと、作りが日本製と比べるとアバウトです。

(というか、日本製はクレイジーレベルで精度が良すぎです)

コストパフォーマンスを考えると、メリットもあります。

さて、コーティングですが、コートしている被膜の厚さが厚いものと薄いものがあります。

このハサミは薄めです。

長く使うと、こすれるのが原因かはわかりませんが、色が薄れているものをよく見ます。

ちなみに

作るとき、刃の部分を含め全体をコートして、刃の部分だけを刃付け(削り)しています。

なので、目立ちませんが銀色になっています。

 

最近、家を建てた友達が「寒さ暑さ対策考えたら、マジ窓いらない」と言っていました。

我が家は窓がありすぎて、寒いのかなあ・・

コメント

コメントを投稿する

メールアドレスは公開されません。*は必須項目です。