SWORD DB-20 MIZUTANI 7インチ
重量バランスについて
手をいれたとき、
どの辺に重量の中心があるかで、使い勝手が変わります。
世の中の99.9%は、ぼやぁっとした黄色のところにあります。
では、どんな違いがあるのでしょうか?
今回はなかなか、ディープな内容ですね。
(そんな知らなくてもカットはできる。笑。)
SWORD DB-20 MIZUTANI 7インチを研ぎました
ハサミDATA
- 刃
- はまぐり刃 太めの笹刃に近い柳刃
- ネジ
- 埋め込みタイプ
- ハンドル
- 3Dのオフセット
はさみ職人's EYE
かっこいいはさみですね
重量バランスは前の方です。(重心が前の方にあります)
青の矢印くらい。
開くとこんな感じ笹刃ぎみですね。
メリットは柔らかく切れます。
デメリットはすべりやすいです。
裏側から。
親指の位置が前の方にありますね。
さて、
重量バランスです。
右側から行きましょう。
1.紫に重量バランスの中心がある場合
手に馴染む感じや手との一体感が強いです。5.5インチ以下の小さいハサミの場合この辺りにポイントがあるものが多いですね。
2.オレンジに重量バランスの中心がある場合
だいたいこの当たりにあるものが多いです。普通と言ったらいいのでしょうか。多いです。違和感はないです。
3.青に重量バランスの中心がある場合
このはさみですね。重心が前の方なので刈り上げとか、ブラントとかだとちょっとだけ、ポイントが多い気がして切りにくいかもしれません。上から下へのスライドカットなどは、やりやすそうです。パワーシザーというよりは繊細なシザーになります。それを補うために刃をふっくらさせてパワーを補強しているかもしれませんね。
4.赤に重量バランスの中心がある場合
こんなところにあるなんて!アンビリーバボー!狂気の沙汰です。笑。
手にしただけで、虫酸が走るというか、負のオーラを感じてしまいます。
(勝手な個人的な意見です。正直、研ぎたくもないし、触りたくもない。)
でも、安心してください。そんなはさみ、ほとんどないですから。1000丁に1丁くらいの確率です。メーカー名をあげて、やめたほうがいいですよ!といいたいくらいですが、それを言ってしまうと人間として問題児なのでやめておきます。昔からある安いはさみです。
(でも、もしかしたら、僕が無知なだけでこのバランスが使いやすいカット方法があるのかもしれません。だとしたら反省します。すいません。)
ということで、ディープな内容になってしまいました。
じゃ。またね!
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